安全対策

  1. 基本的考え
  2. 廃棄物処理
  3. 国の政策
  4. 立地条件と耐震設備
  5. 作業員の安全性
  6. 輸送時の対策
  7. 国際協力
  8. その他

作業員の安全性

  1. 施設内
  2. その他
施設内
 放射性物質を扱う施設では働く人が放射線を受けたり、放射性物質が付着する可能性がある所を管理区域として特別に管理しています。管理区域内は定期的に放射線量を計測しています。
 放射線作業従事者といわれる管理区域内で働く人は外部被曝線量を測る計器をつけます。フィルムバッジや警報付ポケット線量計(APD・2ミリシーベルトまで測定可能)、TLD(熱蛍光線量計・ベータ線とガンマ線を測定)、アラームメーターなどの測定機をつけ受けた放射線量を測定しています。
 ホールボディカウンターで体内のガンマ線を測定し作業後にまた測定することで内部被曝の量も確認しています。
 作業時間も測定しています。管理区域から出る時に放射性物質を持ち出せないように退出モニタやサーベイメーターで検査しています。
 管理区域に入る時には放射線防護服を着用します。防護服は下着、黄色のつなぎの防護服、ヘルメット、全面または半面のマスク、靴下、鉛底の靴、ビニールの手袋と軍手です。手首、足首、首すじはガムテープで目張りをします。
 放射線の高い区域に入って作業する場合赤い防護服に、さらに汚染のひどい区域の場合には空気のホースをつけたエアライン・スーツに防毒マスクをつけます。
放射性物質を扱う場合には手袋と箱を一体化したグローブボックスの中で作業を行います。
 ガンマ線を防ぐための対策として、建物の壁のコンクリート・装置表面の鉛・グローブボックスの鉛ガラス・装置自体の鉄などの設備があります。
 中性子を防ぐための対策として、建物の壁のコンクリートとポリエチレン・ボロン入りガラスなどの設備があります。
 さらにMOX燃料の加工など放射性物質のレベルが高い作業の場合には放射性物質の封じ込めと放射線の遮蔽のために厚いコンクリートの小部屋の中で遠隔操作によって作業を行います。
作業終了後にはシャワーで汚染物質を落とし、ハンド・フット・モニターで体の表面の放射線量を計測します。

その他
 管理区域内で働く人は法令で定められた健康診断の受診、放射線管理教育の受講、受けた放射線量の確認をしなければなりません。
 放射線作業従事者の線量当量は年間50ミリシーベルトと法律で決められています。また、いくつかの原子力施設を移動して働く人も増え、放射線業務従事者の人数も増加したため事業所ごとではなく個人の被曝量をまとめて管理することが必要になりました。
 現在では被曝線量登録管理制度により放射線従事者中央登録センターで管理が行われています。この制度では原子炉等規制法の適用を受ける原子力関係の施設で作業する人は放射線従事者登録をして事業所の移動、線量当量の記録、放射線管理手帳の発行を受けています。


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