1-4.情報の量とその増え方
私達が日頃得る情報というのは、身近な内容から世界のニュースまで様々なものがある。そしてこれら毎日のあらゆる情報の数(情報量)を改めて考えてみると、信じられぬほど膨大な量になっている。こうした情報量の増加の実体は、例えば毎年の全国の図書発行数に見ることができる。これは1973年までは年間1000冊程度であったが、それ以降の10年間(1983年頃まで)は毎年約7千冊ずつ加わるようになり、今日では年間数万冊の発行量になっている。学問から見ても、日々研究され続けているものであるから、情報の量は毎日増加していく。 このように情報の量は時と共に増加していく性質がある。そしてこの量は情報の内容が詳しくなればなるほど増えていくものなのである。例えば、あるものに関する本が出され、またその本の意見を述べた本が出される。このように、情報の量(情報量)は時間や内容の細分化と共に急激に連鎖的に増加していく性質を持つものであり、私達が正確な判断を下すために処理するべき情報量は、人が情報を求め続ける限りは止まるところを知らずに増え続けるであろう。
一般に価値のある情報は次の条件を持ち合わせていると言われている。(新聞やニュース、本などを例にこれらの条件を当てはめて考えてもらいたい。) 1、正確性 2、高速性 3、タイムリー性 4、即応性 5、遠隔性 6、大容量性
一般に価値のある情報は次の条件を持ち合わせていると言われている。(新聞やニュース、本などを例にこれらの条件を当てはめて考えてもらいたい。)
1、正確性 2、高速性 3、タイムリー性 4、即応性 5、遠隔性 6、大容量性