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豆知識 〜大豆編〜

大豆は薬

     平安時代に書かれた日本で最古の医書に、大豆についての記述があります。
     煮汁を飲むと鬼を殺し、毒を取り去るとして、食中毒、薬害、産後の病気、
     むくみを取り除き、胃腸を整え、血の流れをよくし、おなかにたまったガスを
     下げると書かれています。
     また、高い所から落ちてけがをしたときや、のどがしびれたときには飲み、
     火傷や腫れたところには、すりつぶして塗ると効果があるとされました。
     炒った大豆の粉末は顔色をよくして、気力をつけるとして、不老長寿の錠剤に
     使われていました。



なんで豆をまくの

     マメに暮らすために正月に長寿を願うために食べたり、乾燥させた大豆の
     茎や葉を使ってお雑煮を作ったりして、無病息災を祈りました。
     節分に炒った豆をまくのも、豆に宿る霊力で厄災をはらうためです。
     疫病、風邪などを豆にたくして、道端に捨てたり、井戸に投げ入れる風習も
     広く行われていました。