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人体におけるコレステロールの分布
神経細胞
人体でコレステロールが多く含まれているところは、脳と神経です。
神経細胞は大量のコレステロールを必要とする部分なのです。
神経細胞は、いくつもの樹上の突起を持ったものの形をしており、「軸索[じくさく]」という長い腕が出ています。
その長い腕の先端に、隣の神経細胞に信号を送っているシナプスという部分があります。
これらの神経細胞はいずれも細胞膜を持っていて、しかもそれらの細胞膜の全てはコレステロールとリン脂質でできているのです。
重量が1kg余りの臓器である脳に、体内の4分の1のコレステロールが集まっているというデータもあるのは、もしかしたら、脳が生命活動の中枢であることと関係あるのかもしれません。
ちなみに、脳の次にコレステロールが多い場所は、血管の壁、脂肪組織などの結合組織が体全体の約2割、その次が筋肉になります。
脳、神経、結合組織、筋肉で全体のほぼ3分の2を占めているという結果になります。
ちなみに、さらにその次は皮膚、血液の順になっています。

・・・というか、細胞膜を持たない細胞って、あるの? by木実

その他

体内で合成されるもの

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