Step1
数字を見てみよう
外国にルーツを持つ子どもたち
の現状?
外国にルーツを持つ子どもって
私にはあんまり関係なくない?
そう思っているあなたにも知ってほしいこと

学校に行っていない子どもたち

日本語を教わっていない子どもたち

外国にルーツを持つ子どもたちって
どこから来たの?

日本に住む
義務教育相当年齢の外国籍児童のうち
18.3%にあたる22,701人が
学校に行っていない可能性があります。

文部科学省「外国人の子供の就学状況等調査結果(速報)(令和元年9月27日)」に基づき計算。
資料の ③不就学 ④出国・転居(予定含む)⑤就学状況確認できず ⑥1-1.計との差(人)
を学校に行っていない可能性がある人としている。





どうして学校に行っていないの?
調査対象

調査実施地域(茨城県結城市など29市)における外国人登録者のうち義務教育の就学年齢にあたる子どもに対する調査の中で、 「不就学(学校に通っていない)」と回答し、対面調査に協力した保護者等71名

この調査は全ての都道府県で行われているわけではなく、回答者も少ないため、 この結果が学校に行っていない外国にルーツを持つ子どもたちの実態を全て表しているとは考えづらい。 しかし、それでも1位に経済的な理由が挙げられることから、 不就学問題の背景には家庭の事情も複雑に絡み合っているのがわかる。 2位の「日本語がわからないから」という理由も深刻な問題だと考える。 日本語が分からないまま、学校で教育も受けられずに大人になっていった場合、 ますます社会から孤立してしまうだろうことは想像に難くない。 3位の「学校に行かなくていいと思っているから」という回答は、 一時的に日本に住んですぐに母国に戻る予定がある、という意味にも取れる。 しかし、そうではないケースも存在するのではないだろうか。 日本の受験・就職システムを理解していない(別ページ参照)がために、 学校に通わなくても大丈夫だと保護者が思ってしまい、 将来的に就職難などの厳しい状況に直面してしまうことも考えられる。



日中何をしている?
家で何もしていない
60.9%


これから何がしたい?
学校に通いたい
83.9%



日本語指導が必要な外国籍の
児童生徒の人数
40,755
調査対象

全国の公立小学校、中学校、高等学校、義務教育学校、中等教育学校及び特別支援学校



高校進学率
不明

役所には担当部署がなく、そのため公式な全国規模のデータがない。 このような現状からいかに実態が把握されていないかがわかる。



高校中途退学率
7.3
対象

全国の公立小学校、中学校、高等学校、義務教育学校、中等教育学校及び特別支援学校

たとえ高校に進学できたとしても、その後の中退率は日本国籍を持つ子どもに比べて約7.3倍。



外国にルーツを持つ子どもたちとは?
  • 生まれた場所は外国で、親と共に日本にやって来た子どもたち
  • 日本国籍(または日本と外国の二重国籍)を持つ、いわゆる「ハーフ」「ダブル」の子どもたち
  • 難民2世など何らかの理由で国籍がない状態にある子どもたち
などをまとめて指す言葉です。
母国語は何?
ポルトガル語 8,226人
中国語 7,215人
フィリピノ語 5,490人
スペイン語 3,352人
ベトナム語 1,442人

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