貨幣の作り方
「まず、貨幣の材料を溶かして鋳塊(ちゅうかい)という材料の塊を作る。
これを溶解というんだ。」
「ちなみに500円がニッケル黄銅、100円・50円が白銅、10円が青銅、5円が黄銅、
1円がアルミニウムで作られている。」
「金属って違っていたんですね・・・」
「てっきり鉄に色を付けているだけかと思っていました。」
「その後に鋳塊を加熱して伸ばす。これを熱間圧延(ねっかんあつえん)というんだ。」
「そして常温で伸ばして貨幣の厚みにまで仕上げて巻き取る。
これを冷間圧延(れいかんあつえん)という。」
「厚さの調整って2回行うんですね。」
「まだまだ続くんですか?」
「もう少しだ」
「貨幣の厚みに仕上った板を貨幣の形に打ち抜く。これを円形(えんぎょう)という。」
「そして円形の周囲に縁をつける。これを圧縁(あつえん)というんだ。」
「おおwここであのギザギザが作られているんですねー」
「さあ、これで最後だ・・・」
「仕上がった円形を圧印機で、表・裏の模様を同時にプレスする」
「圧印された貨幣の模様を検査し、キズのある貨幣などの不合格品を除く。」
「合格した貨幣は厳重に計数して、袋につめるんだ・・・」
「ここまでの工程を経て、貨幣が完成したことになる。」