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偏光 , 旋光

偏光

　偏光とは_※1電場および_※1磁場の振動方向が規則的な方向にのみ振動する光のことです。 不規則な場合を非偏光または自然光と呼びます。 普通の光の場合、あらゆる方向に振動しており、偏光と自然光の間の状態となっています。
　偏光にも何種類かあり、その内の２つをここでは紹介します。
｢直線偏光｣
振動方向が一定である偏光。 ｢円偏光｣
振動が伝わることに伴って円を描く偏光。 回転する方向によって、右円偏光と左円偏光と呼ばれます。
どちらも図を見ていただければ解ると思います。
　偏光に関して偏光板というものがあります。 偏光板とは特定の方向に偏光した光だけに限って通すものです。 一体何の役に立つのか。 具体的な利用方法としては釣り人の眼鏡。 これは水面から反射した光をその眼鏡の偏光板が取り除き水中を見えるようにするためです。 他にはカメラのレンズフィルター。 木などを写すときに葉の反射光が取り除かれ色が鮮やかに見えたりする、などです。 他にもスキーで使うゴーグルやテレビなどの液晶ディスプレイ、顕微鏡などに利用されています。

◎【動画：偏光板を見てみる】
・・・偏光板を２枚組み合わせて、１枚を回転させます。
◎【動画：偏光板を見てみる�A】
・・・床に反射している光を偏光板１枚で防ぎます。
◎【動画：偏光板を見てみる�B】
・・・２枚の偏光板の間にセロハンテープを貼りつけた透明シートを挟み、 上側の偏光板を回転させるとセロハンテープが色づいてみえます。

旋光

　旋光とは、直線偏光がある物質中を通過するときに回転する現象です。 他にも起きる場合がありますが解りやすいのは、 鏡合わせに出来ない分子の溶液(例えば砂糖など)で起きます。

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※１　電場・・・電荷（電気現象の元となるもの）の周りに存在する力の場所。
※２　磁場・・・磁石や電流の周りに存在する力の場所。