生物が光や色を認識する仕組み
※この写真は空想の下で作られたものですので、実際とは異なります。 また、すべての犬や猫がこのように見えているとは限りません。
ヒト |
猫 |
犬 |
私たちが物を見るとき、物から出たり反射された光が目に入り 目の奥の網膜に像を結びます。 網膜には、光の三原色(赤、青、緑)のうち、赤だけを感じる錐体細胞、 青だけを感じる錐体細胞、緑だけを感じる錐体細胞がそれぞれあります。 例えば、「赤」を見たときは、赤だけを感じる錐体細胞が刺激を受けて 「赤」く見えます。 同様に、「白」を見たときは、3種類の細胞が同時に刺激を受けて、 赤+青+緑で「白」く見えるわけです。
さて、赤い鳥をジッと見つめるとどうなるでしょうか? 赤を感じる錐体細胞が刺激を受けるわけですが、これがあまり長く続くと、 細胞がくたびれてしまいます。 そのため、つぎに「白」が入ってきても赤の錐体細胞は反応できず、 青+緑=シアン(緑がかった青=赤の補色)に見えるわけです。 補色については⇒色の三属性