リサイクルの取扱説明書>リサイクルの種類>~アルミ缶~
~アルミ缶~

●アルミ缶とは
アルミ缶の原材料であるアルミニウムは、
『ボーキサイト』と呼ばれる物質からできています。
このアルミニウムを製造するためにはこのボーキサイトから
アルミナ(酸化アルミニウム)と呼ばれる物質を取り出し、
さらに電気分解という工程を踏まなくてはなりません。
この電気分解と呼ばれる工程は多くの電力を必要とし、
別名『電気の缶詰』と呼ばれるほどです。
そのため、アルミニウムを一から製造するには
多くのエネルギーが必要となってしまうのですが、
一度アルミニウムになったアルミ缶などをリサイクルすると、
一から製造するときの約3%程度で済むのです。
そのためアルミニウムはリサイクルの優等生と呼ばれています。
●リサイクルの流れ
アルミ缶のリサイクルは大きく分け3工程に分けることができます
とくに純粋なアルミニウムを製造するためには研磨の工程は重要です。
●作業工程
①研磨
より純粋なアルミニウムにするためアルミ缶に塗られた塗料や
フィルム等を磨いてはがしていきます。
②融解
約700℃以上の高温でアルミニウムを溶かします。
③再生地金へ
溶かしたアルミニウムを固めて再生地金と呼ばれる塊にします。
●アルミ缶のその後
多くの場合再度アルミ缶へと再製品化されていきます。
再生されたアルミ缶は使用後さらにアルミ缶に再生され、
何度でも新しいアルミ缶に再生することができます。
↑このページのトップに戻る↑
