お金の歴史
「あぁ…今月のお小遣いがなくなっちゃった…」 |
「カネタ!ちゃんと計画して使わないとダメじゃないデスカ!」 |
「うっ…」 |
「そうじゃよ、リッチーちゃんの言う通りじゃぞ金太君、お小遣いをもらった時から ちゃんと計画して使っているかい?」 |
「いや、してない…。だって、あのゲームがどうしても欲しかったから…。 でも、買う前にもう少し考えたほうがよかったのかな」 |
「そうじゃな。これから考えて使えば大丈夫じゃ!」 |
「うん!これから気をつけます!」 |
「今はお金を使うのが当たり前だけど、今からずーっと昔は
お金がなかったから 物で交換していたんですよネ?」 |
「そうじゃ。よく知っておるな!古代では、物々交換をしていたのじゃ。例えば、 米 、魚、布、塩…などじゃな。これらの様なものを『物品貨幣』というのじゃ!」 |
「へぇー!でも、なんで今はお金を使ってるの?物々交換でも十分じゃない?」 |
「いや、不便なこともあるんじゃ」 |
「たとえば、どんなことデスカ?」 |
「物々交換というのは、お互いがほしいものを交換するんじゃ!」 |
「そうだよ。それがどうかしたの?」 |
「たとえば、リッチーちゃんが金太くんに肉と魚を交換してほしいと言ったら、どうするかの?」 |
「えー、いやだなぁ」 |
「ナンデですか?お肉美味しいデスヨ」 |
「僕はお魚のほうが好きなんだよなぁ」 |
「でも、たまにはお魚も食べたいデス...」 |
「ほら、こうなるじゃろ?だから、公平に取引するためにお金(貨幣)ができたのじゃ!」 |
「ナルホド」 |
「そうだよなぁ…」 |
「でも、昔は100円玉なんて無いはずデス。世界で初めて貨幣として使われたものは何なんですカ?」 |
「貝殻じゃよ」 |
「貝殻!?」 |
「そう、貝殻じゃ。そして、驚くのはまだ早い!世界最古のお金は殷王朝の時代 つまり紀元前1600年〜1046年から使われていたのじゃ!!」 |
「ええっ!?そんな昔から!?」 |
「殷の時代…えーっと、えっと、とにかく、すごーく前ってことだね!」 |
「適当ですネ…約3000年前ですヨ」 |
「うっ…あ、古いお金って言えば、金貨だよね!」 |
「そうじゃな。まず日本で昔、使われていたお金について順をおって説明するぞ」 |
「はい!」 |
「じゃあ…まず飛鳥時代のお金について説明しよう!」 |