産業の空洞化
「リッチーちゃん、リッチーちゃーん!」 |
「どうしたんデスカ?」 |
「今日のね!社会の授業にね!この前リッチーちゃんとはかせと話したことが出てきたんだー!」 |
「それは良かったデスネ!カネタは完ぺきだったんじゃないんデスカ?」 |
「それがね…難しいことが何個か出てきたんだ。それがわからなくて…」 |
「何がでてきたんデスカ?」 |
「えぇーとね…なんかぽっかり空いちゃうんだよ…」 |
「産業の空洞化のことかな?」 |
「うわぁ!びっくりした!はかせいつからいたの!?」 |
「カネタが帰ってくる前からずっといましたヨ」 |
「全然気がつかなかった…」 |
「ところで、産業の空洞化の何がわからないんじゃ?」 |
「初めて聞いた言葉だったから…この前の話には無かったよね?」 |
「そういえば、出てこなかったデスネ」 |
「それって何?詳しく教えて!」 |
「産業の空洞化とは国内の企業が海外に工場を移すことによって国内で働く人が減少し、国内の産業が衰退してしまうことなんだ」 |
「なんだかよくわからないな…」 |
「つまり、国内で働く人が少なくなってしまうんデスネ」 |
「どうして皆は海外に行ってしまうの?」 |
「自国の通貨が上がってしまい、海外で人件費を抑えた生産活動が可能になったからじゃ」 |
「この国には海外の企業は来ないのデスカ?」 |
「20年くらい前からは少なくなってきてるね。やはりわしらの国も地価なども高くなってしまったからね」 |
「何か解決策はないのデスカ…?」 |
「何か別のやり方に変えていった方が僕たちの国の産業が守られるね!」 |
「そうじゃな。今の経済状況に合わせて解決策を考えていくべきじゃな」 |