貿易摩擦

	「まだわからないことがあるんだ」

	「次は何デスカ？」

	「貿易摩擦？というもののことなんだけど…」

	「それは国と国の間で輸出と輸入の不釣り合いによって起こるトラブルのことデスネ！」

	「その通りじゃ」

	「リッチーちゃんすごいね！」

	「えっへん！」

	「国内の産業を安い輸入品から守るために、関税を高くすることなどで輸入品を制限するんだ」

	「そのときの対応次第で、相手国から不公平だといわれてしまうことがあるんデス」

	「そうなんだ…。ところではかせ、関税って何？」

	「おぉ、すまんな。関税というのは輸入品に課される税のことじゃ」

	「輸入品に税をかけて国産のものを守るの？」

	「そういうことデスネ」

	「関税には財政関税と保護関税の2種類があるんじゃ」

	「その…財政関税？は何」

	「財政収入を目的とした関税の種類じゃ。国産のものを保護するためでは無いので、保護関税とは反対の意味なんじゃ」

	「今は保護関税が中心となっているんデス！」

	「だんだんわかってきたぞ！」

	「カネタ、社会科は完ぺきデスネ！」