協定・関税について

	「二人とも、関税が安くなったりすることがあるのは知ってるかな？」

	「えぇ！？そんなことがあるの！？」

	「国際協定というものがあってな。それに加盟すると関税の税率が低くなるんじゃ」

	「そうなんですカ！何だか税率が低くなって良いことのような気がしマスネ！」

	「今回は３つ紹介しよう」

	「何があるのー？教えてー！」

	「まずはじめに【GATT(ガット：関税及び貿易に関する一般協定)】じゃ」

	「なんだか括弧書きのところ長いデスネ…」

	「このGATTには【自由・多角・無差別】の３つの３原則があるんじゃ」

	「それが関税とどう関係しているのデスカ？」

	「自由は関税と非関税障壁の撤廃。多角は多角間交渉。無差別は最恵国待遇じゃ」

	「非関税障壁？」

	「最恵国待遇？」

	「わかんないよぉー！」

	「まぁまぁ、慌てずに」

	「はぁーい」

	「非関税障壁とは関税以外の方法で行い輸入制限のことじゃ。たとえば、輸入する数の制限や、厳しい健康・安全の基準の設定などがあるんじゃ」

	「なんだかいろいろ厳しいんだね」

	「最恵国待遇とは、ある国に対して関税を引き下げると、すべての協定の加盟国に適用されるんじゃ」

	「皆さん平等デスネ！」

	「この協定では今までに3回の関税の引き下げがあったんじゃ。さらに、農業分野の貿易の自由化もされておる」

	「すごいんデスネ！」