なるべく多くのデータを取ってみよう
例がないと分かりづらいので例を使って説明していきます。
(例)サイコロ
サイコロは1〜6の目がありますが、それぞれ出る確率は6分の1です。これを
数学的確率といいます。それに対して実際にサイコロを振って出た確率を
実験的確率といいます。
サイコロを振った時に1の目が出る確率は数学的確率では6分の1(≒0.1667)ですが、サイコロを一回振ってもし1がでたら実験的確率は1となります。このように実験的確率と数学的確率は異なるのです。実際に僕たちがサイコロを振った時の1の目が出る確率を示します。
振った回数 | 1の目の回数 | 実験的確率 | 数学的確率 |
1 | 1 | 1 | 0.1667 |
10 | 3 | 0.3 |
20 | 5 | 0.25 |
50 | 10 | 0.2 |
100 | 19 | 0.19 |
200 | 34 | 0.17 |
500 | 79 | 0.158 |
1000 | 163 | 0.163 |
このことより、サイコロを振る回数を増やしていくとどんどん
実験的確率が数学的確率に近づいていきます。このことよりデータを取るときは数人でとると偏りが出る確率が高いので、数百人あるいは数千人からデータを取ったほうが正確性が増すことがわかると思います。