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東洋と西洋では根本的に異なる思考を持っていて、それぞれ東洋のものを「森林的思考」、西洋のものを「砂漠的思考」といいます。これらの思考の違いは現代にも根強く残り、宗教などにも影響しています。(現代への関わり『二大宗教』参照) 森林的思考 森林は温暖湿潤の気候で食料や資源が多く、「生きる」ことにあまり困ることはありません。そのためさっさと次の行動を決めてしまうよりも、じっくり考えて最前の選択をすることが重要になります。判断の内容よりも、考える過程とその結果を大事にするというこの思考を「森林的思考」をいいます。 東洋は温暖湿潤の気候で、中国には黄河や長江といった大河もあることから、森林の中と似た環境を持っているといえます。実際に東洋には西洋より多くの森林が存在しています。そのため東洋では森林的思考が根付き、現代でも東洋人の考え方の本質になっています。 砂漠的思考 砂漠は乾燥していて食料や資源も全くなく、一度選択を間違えると取り返しがつかなくなります。ただ「生きる」ということが難しく、進む道を考えている余裕はないため、「生」に進むか「滅」に進むかしかないという世界です。そのためじっくり考えることよりもてきぱきと判断し、行動することが最優先となります。この思考を「砂漠的思考」といいます。 西洋には感想した土地が多く、平地が多いため大河もありません。食料生産にはあまり適さないこの地域は、砂漠に似ているといえまづ。そのため西洋では砂漠的思考が根付き、現代でも西洋人の考え方の本質になっています。 しかし現実にはこのふたつの要素が共存する事が多く、特に現代ではこのふたつのバランスによって保たれているものも多く見られます。東洋と西洋の環境の違いによって生まれたふたつの対極な思考ですが、現代社会においては、ふたつの性質を理解したうえで、どちらかに極端に偏ることなく臨機応変に使い分けて考え、行動することが大切だといえます。 |
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