更にビットコインは発行量を2100万BTCと上限を設けているため、
仕組み上では
インフレには強いものの、
デフレに陥る危険性が指摘されています。
▲ビットコインには発行量の上限があるのが大きな特徴です
国の発行する通貨であれば供給量を調節することで物価をコントロールできますが、
ビットコインにはその調節機能がなく、
潜在的に
バブルを起こしやすいシステムだと言われています。
しかも、ビットコインは国には面白く思われていません。
なぜなら、通貨を発行しているのは国です。それがビットコインが普及することにより、
ビットコインが国の通貨に取って代わる可能性があるからです。
通貨発行権はこれだけで国の経済をコントロールでき、
国が所有する権利の中でも最も重要な権利といっても言い過ぎではありません。
それをビットコインが奪い取る可能性があるということは面白くなくても当然でしょう。
現在、ビットコインがどんどん拡大して、流通が広がっていっているので、
恐らくさらにビットコインの規制が入るでしょう。
実際にニューヨーク州ではビットコインに対する規制が始まると報道されています。
中国政府もビットコインの規制に乗り出しているようです。
また、日本でも全国銀行協会会長から、ビットコインについて、
「利用者の保護などの観点から法令上の位置づけを明確化し、
適切な規制の在り方を検討する必要があるのではないか」との
ビットコインの規制をほのめかす発言がありました。
銀行も銀行手数料のかからないビットコインを敵視し、
規制したがっているのかもしれません。