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■ ビットコインに関する事件



2014年2月28日、ビットコインで世界一の取引量を誇っていた
ビットコイン取引所のマウントゴックス(Mt. Gox)社が経営破たんしました。
なぜなら約65万BTC(約246億円相当)が消失してしまったからです。

そこで警視庁サイバー犯罪対策課が、マウントゴックス社から任意提出を受けた
ビットコインの取引記録を解析しました。
その結果、消失されたとされるビットコインの9割以上が不正アクセスではなく、
社内システムの不正操作によって消失した可能性が高いことが2015年1月に
わかりました。
マウントゴックス社はこれまで外部からの不正アクセスで消失したと主張して
いましたが、この捜査によって社内システムに精通した人物が顧客のビットコインを
流用していた疑いが強まっています。

また、大手ビットコイン取引所のBitstampは2015年1月5日に一時的にサービスを
停止しました。
理由は1月4日にBitstampのビットコインウォレットが外部からのアクセスにより
破られた形跡があったからです。
幸い破られたビットコインをカバーできるだけのオフラインリザーブは保持している
そうなのでこの事件は被害は少なそうです。


▲最大の取引所のマウントゴックス社が倒産してしまいましたが、取引所は世界各国に存在します。

しかし、このような事件が起こっている以上、今のところビットコインの
セキュリティは大丈夫と言い切ることはできません
ビットコインを所持する際はこのようなリスクを踏まえなければならないでしょう。





 (ビットコインのデメリットを知ろう)
 (ビットコインと政治・経済)


経営破たん とは
経営破たん(経営破綻)とは
俗に言う「倒産」のこと。
経済的に経営に行き詰まり、これ以上事業が継続できない状態のことをいう。