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瓜のツルに茄子はならぬ
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An onion will not produce a rose (ニンニクはバラの花を咲かせない)
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同じ植物でも、植物のチョイスに文化の違いを感じるね!かつての日本では、ニンニクは仏教に基づいて怒りや情欲を呼び起こす不浄なものとして食べないようにされてきたらしいよ。
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後は野となれ山となれ
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After us the deluge (我なきあとに洪水よ来たれ)
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「洪水」は旧約聖書の「ノアの箱舟」にも出てくるもので、世界を滅ぼすものという意味があるよ。キリスト教の信仰が深い西洋ならではだね!
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船頭多くして船山に登る
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Too many cooks spoil the broth (コックが多いとスープが台無しになる)
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どちらも人を指揮する立場の人のことだけど、船頭というのが島国の日本らしいね!
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長いものには巻かれろ
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No striving against the stream (流れに逆らうことは出来ない)
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どこの国でもやっぱり強いもの、権力のあるものの味方についた方が賢いみたい。先人の知恵ってヤツさ!
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紺屋の白袴
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Shoemaker's children go barefooted (靴屋の子供は裸足)
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日本では同じ意味のことわざで紺屋や靴屋などいろいろな種類のものがあるけど、紺屋で袴を染めるというのは日本特有の文化だね。
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美人薄命
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Whom Gods love, die young (神に愛される者は早死にする)
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生まれながら幸運なひとは同時に早死にという不幸を持つという発想はどちらの国でも全く同じだね!神様に愛されるというのも、キリスト教の信仰が深い西洋らしいね。
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壁に耳あり障子に目あり
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Fields have eyes, and woods have ears (野に目あり木に耳あり)
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どちらの国でも全く同じ発想だけど、和室が描かれているあたりが日本らしいね!
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金は天下の回りもの
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Money is round, and rolls away (金は丸いので転がっていく)
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どちらもお金が世の中を回る様子を表しているけれど、西洋の「お金は丸いから」という発想はユーモアがあるね!西洋では紙幣より硬貨がメインに使われていたから、このような発想が生まれたんだろうね。
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背に腹はかえられぬ
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Necessity knows no law (必要に法はない)
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腹が大事というのは日本における切腹の文化も反映しているのかな。法律の話が出てくるのは、法治国家が生まれた西洋ならではだね。
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毒をもって毒を制す
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Diamond cut diamond (ダイヤモンドでダイヤモンドを切る)
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手に負えない相手を、同じ性質を利用して対抗するという意味は同じ。でも、日本ではダイヤモンドは滅多にとれないものだから、馴染みのないものだっただろうね。
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人を呪わば穴二つ
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Whoever digs a pit will fall into it (他人の穴を掘る者は自らこれに陥る)
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どちらも他人に悪いことをしようとすると、自分も結局同じような目にあうことを表しているね。でも日本の「穴」は墓穴、英語の「穴」は落とし穴のこと。呪術信仰のあった日本では、呪うことで本当に人を殺せると信じられていたんだね。
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吠える犬は噛みつかぬ
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Barking dogs do not bite (吠える犬は噛まない)
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普段吠えている犬ほどいざとなると噛むことが出来ない。人間もそれと同じということ。世界中どこでも、犬は人間にとって一番身近な動物の1つだ。だから、同じようなことわざが各地で認められるんだね!
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身から出た錆
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Who seeds wind, shall harvest storm (風をまくものは嵐を収穫する)
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どちらの国でも嵐は頻繁に起こるけれど、日本では自分の悪行の報いとして嵐が用いられることはないみたいだね。日本では他にも「自業自得」や「因果応報」たいった言い回しもあるね。
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笑う門には福来たる
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Laugh and grow fat (笑って太れ)
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笑うことはどこでも幸せの源のようだ。というのも「太る」ことはかつては豊かさの象徴であり、まさに「福」とされていたのさ!
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多勢に無勢
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Not even Hercules could contend against two (ヘラクレスでも2人相手には戦えぬ)
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日本の表現では武士たちの戦時を連想させられるけれど、西洋では同じ様子がギリシャ神話の英雄に例えて描かれているね。
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転石苔を生ぜず
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A rolling stone gathers no moss (転がる石は苔を生やさない)
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ほとんど同じことわざだけど、ローリング・ストーンズ(イギリスのロックバンド)もここから名前をとったんだね!転職などを良しとするアメリカでは、「いつも活発に行動をしている人は古びず、腕がなまらない」と肯定的な意味で使われることもあるよ。
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一寸の虫にも五分の魂
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The fly has her spleen and the ant has her gull (ハエにも脾臓はあり、アリにも胆汁はある)
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脾臓や胆汁と具体的にあげているのが、当時の西欧における医学の発達を表しているね。その頃脾臓は、気力や不機嫌な感情が宿るところ、胆汁は勇気や憤りの源だとされていたんだ。
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馬子にも衣装
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Apparel makes the man (衣服が人を作るもの)
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身にまとっているもので人の印象が左右されるという考えはどこの国でも共通なんだね!
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