できること
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「近い将来選挙権を持つことになる私たちに何が出来るのか」「選挙権を持ったら何が出来るのか」について、国会議員への質問を交えてまとめました。
話し合ってみました
私達ができることについて、他者の意見を聞いて意見を深めることも大切だと思い、メンバーであるA,B,C,Dの4人で話し合って考えました。
☆高校生のうちにできること
B 「高校生のうちにできることって何があるだろう」
C 「やっぱり、まずは候補や政党について知ることじゃないかな」
A 「余裕があれば、周りの大人だったり、議員さんに質問してみるのもよいかもしれない。」
D 「おお。」
A 「それをするなら迷惑にならないように、しっかり言葉や理由を考えなければいけないけどね」
C 「少し大変だなぁ…」
D 「でも、それさえすればOKともいえるよ」
B 「聞いたお話が良いものだったら、学校の新聞とかに載せてみて他の人にも知ってもらう、というのもできたら良いなと思う」
B 「知ろうとする前に政治について興味を持たなければいけないわけだけど、どうやったら興味湧くかなぁ」
C 「んー、あまり難しく考えずに、テレビで流れてきたニュースで気になるものがあったら調べてみる、くらいでいいのかも。ただ、将来の日本や世界を作るのは私達だということは忘れないでおきたいかな。なんだか恥ずかしいけど、本当のことだと思う」
D 「気になるニュースがあったら、それを少しネタにして友達との話題に上げてみるのもいいかもね!、楽しい話として始められそう」
A 「あー。この前友達同士が政治について熱く語ってるのを見て、すごいと思ったんだよね。話してみると、意外と政治について考えてる人はいるよ。話すと、自分にはない考えを知れる。何かきっかけを作って、友達と政治の話もしてみようかな。」
☆選挙権を持ったらできるようになること
B 「18歳になったら、投票は行きたいな。せっかくの権利を使わないのはもったいない気がする」
C 「私も行きたいと思うけど、まだ義務感が強いかな」
B 「そうかー。義務感より投票したいという気持ちを高めるには、さっき話に出た『ニュースを調べてみる』というのもあるし、あとは自分の選挙区の候補者をよく見てみるのもいいかもしれない。僕はこの前の選挙の時、若い候補者が路上でマイク無しに懸命に演説していたのを見て、応援したくなった。」
D 「それこそ、18歳になれば選挙活動もできるようになるよね。どこかの政党に入って活動すれば、見えてくることもあるだろうね。入る前に政党や政治について色々調べたりもするだろうし。」
B 「たしかに。でもなかなか政党に入ろうとまでは考えられないかなぁ」
A 「様々な国際問題がある今が、こういうことを考えるチャンスじゃないかなと思う。大人になった時に、こういう問題について自分の意見を言えないのは情けない気がするな。せっかくなら自分の主張を持つくらいまでに考えておきたい。」
D 「政治活動に参加することは、自分たちの住んでる町についてよく知るきっかけにもなると思う。そういう意味でも、良いかもしれない。」
C 「25歳になれば、議員になることもできる、ね。」
A 「うん。自分の考えに合う候補がいなかったら、立候補するのもありだよね。あぁ、人生で一回は立候補してみたいなぁー」
D 「まとめると僕達の意見としては、『高校生のうちは、まず知る。ニュースについて調べたり、話に出してみたり、直接聞きに行ったりすれば、よりよく知れる。18歳になったら選挙活動ができるようになるから、自分の考えを持って主張できるようになっておきたい。そして何より投票できるようになる。政治や政治家に興味を持って、ぜひ投票しに行きたい。必要であれば、立候補もできる!』というところかな。」
C 「うん、そんなところ。」
B 「今まで、こういうことをあまり考えたことはなかったけど、できることは結構あるんだね。」
実際に話し合ってみて、一人ひとり考えを深められました。
最後にDがまとめたように、私たちにはできることがあります。
以下にも、詳しくまとめました。
興味を持とう
選挙権の与えられる年齢が引き下げられ、以前より早く選挙権を得ることのできる私たちには、選挙に行くことはもちろん、「政治に関心を持つこと」も求められています。
グラフが示すとおり、日本の若者の政治に対する関心は諸外国に比べて低いのが現状です。
私たちは、自分の住んでいる国や地域の将来について決める権利を与えられています。まずは、「自分が将来どんな街や社会で暮らしていきたいのか」について考えてみましょう。将来政治参加をするにあたって、高校生のうちからこうした考えを持つことはとても重要ではないでしょうか。
興味を持とう
選挙権の与えられる年齢が引き下げられ、以前より早く選挙権を得ることのできる私たちには、選挙に行くことはもちろん、「政治に関心を持つこと」も求められています。
グラフが示すとおり、日本の若者の政治に対する関心は諸外国に比べて低いのが現状です。
私たちは、自分の住んでいる国や地域の将来について決める権利を与えられています。まずは、「自分が将来どんな街や社会で暮らしていきたいのか」について考えてみましょう。将来政治参加をするにあたって、高校生のうちからこうした考えを持つことはとても重要ではないでしょうか。
国会議員が私たちに望むこと
宮城県から選出された3人の国会議員に、「新しく選挙権の与えられる若者に望むこと」についてご意見を頂きました。
和田政宗 参議院議員(ウェブサイト)
今、若者世代に対する政策が薄くなっているのは、若者世代が投票に行かないからだと考えています。既存の大政党は、投票率の高い60歳以上の方々に向けた政策を厚くしています。それは得票につながるからで、利益団体に影響を受けるのもそれが理由です。本来政治はそうであってはならず、私も我が党も次の世代を担う若者や現役世代を重視した政策を打ち出しています。それは、そうした世代の方々が日本の今と未来を築いていくからです。しかし、こうした政策を打ち出す政党は少なく、若者がもっと投票に行くことが若者の発言権を増すことにつながり、若者を重視した政治が打ち出されることにつながっていきます。
新たに有権者となる18歳、19歳の230万人の全員が投票に行けば日本の政治は必ず変わります。未来の日本を築く18歳、19歳の方々が責任を持って投票をすることが、自分たちの未来をしっかりとした形で作っていくことになります。期待しています。
熊谷大 前参議院議員(ウェブサイト)
・まずは学校の授業で政治のことをしっかりと学んで欲しい。
・毎日、政治関連の新聞記事の何か一つでいいので、読みこなして欲しい。
・お家の人(ご両親、お祖父さん、お祖母さん、など)と、政治のこと、政治家のこと、何でも話して欲しい。
・選挙年齢が引き下げられるに伴い、お酒やたばこの18歳での解禁、少年法の適応年齢の引き下げ、等も検討されています。大人になるのは、どういうことか。皆さん自分自身で考えて欲しい。
以上いろいろ望みましたが、皆さんは18歳になると同時に、大人として認められることになります。選挙権が与えられたからには、その一票の権利を大切に考え、行使することで、民主主義国家・日本をしっかりと支えられる有権者になって欲しいと思います。
伊藤信太郎 衆議院議員(ウェブサイト)
選挙権を行使する(投票する)ことの意義とそれに伴う責任を良く考えた上で、是非とも棄権することなく投票してほしいと思います。
選挙権を持つことを契機として、国や自治体の政治や社会問題に関心を持ち、積極的に政治に参加する若者が増えることを期待しております。
選挙年齢の引き下げに際しては、若者はまだ社会経験が浅いという点で、不安視する声もありましたが、むしろ社会的しがらみの少ない立場から、理想と正義に根差した未来志向の意見が政治に反映されることを楽しみにしております。
いざ、政治参加
投票に行こう
投票することは、政治参加で最も重要なことです。1票を投じることで、自分の意思表明をすることが大切です。現在では、より手軽に投票することが出来るよう様々な取り組みがされています。
詳しくは「選挙リポート」で解説しています。
情報を集めよう
選挙が近くなると、街頭演説、ポスターや新聞などの報道から様々な情報が発信されています。少し意識して耳を傾けることで、政治に対する知識をより深めることが出来るはずです。
また、最近ではインターネットを用いた広報活動も盛んに行われています。政党や議員のウェブサイトやTwitterをチェックするのも情報収集の手段の一つです。
行動を起こそう
自分の考えをより直接伝えたいといったときには、例として次のような方法もあります。
- 政治家に直接意見を送る
- 立候補し、政治家を目指す
自分が政治家になることは、自分の意見を表現する最も直接的な方法です。日本では年齢制限によりまだ認められていませんが、ノルウェーでは高校生が議員に当選した例もあります。
まとめ
私たち高校生にもできることはたくさんあることがわかります。そして、様々なことを望まれています。まずは政治に関心を持ち、少しでも意識を変えることが大切です。
そして選挙権が与えられたら、様々な手段を通してそれを持て余すことのないようにするべきだと思います。
参考資料
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