アンケート
私たちは、実際に高校生が選挙についてどのように考えているのかを知るためにアンケートを行いました。
高校生がどのように考えているのか、実際の意見を知っていただければと思います。
アンケート結果 (現役高校生63名が回答)
Q1. 18歳までに選挙権が与えられたことに賛成ですか。
賛成が85.7%を占める中で、反対意見を持っている方が14.3%いらっしゃいました。理由を尋ねました。
Q1-2. 理由を教えてください
賛成意見
- 早いうちから政治に触れることで選挙に関する関心度が高まると思ったから。
- 高齢化が進む中、若者の意見が反映されやすくなるのは良い事だと思うから。
反対意見
- 高校生では、まだ自分の意見や考えの責任を持つことは難しいと思うから。
- 選挙権を持つということはそれなりの義務を負わなければならないが、それには若すぎるから
若い人の意見が反映されると、歓迎の声が多い一方で、若すぎるのではないかという不安の声も多くありました。
Q2. 選挙権が与えられる年齢は何歳からが適切だと思いますか。
18歳が半分以上を占めてはいますが、36.5%もの人がそれ以外の年齢を答えていることには驚きました。
Q2-2. 理由を教えてください
18歳を選んだ人の意見
- 義務教育の中学課程や高校で選挙について一通り学習を終えていて政治に対する知識がある年齢だから。
- 16,7歳では、義務教育が終了したとはいえ投票できるだけの知識や知恵がついたと思えないため、教養をつける期間として高校の3年間も必要だと思うから。
それ以外の年齢を選んだ人の意見
- 16歳 - 義務教育の終了が15歳までであることは、ある意味16歳以上の国民を大人であると認めていると思うから。
- 20歳 - 権利のみ与えられるのはよくないと思うから。義務を背負う大人になってから選挙権を与えるべき。
高校卒業を一つの節目と考える意見が多くあった一方で、16歳や20歳を節目ととらえる意見もありました。
Q3. 選挙権を持ったらあなたは選挙に行きますか。
4人が「行かない」と答えています。
Q3-2-1. 「はい」を選んだ方に伺います。
最も考えに近い理由を教えてください。
自分の意見を政治に反映させたいと考えている人が多いのはとてもうれしい結果でした。しかし、義務感で投票に行くという人が多いのも現実です。積極的に投票に行きたいと思わせるような環境作りや政治活動が求められているのではないでしょうか。
Q3-2-2. 「いいえ」を選んだ方に伺います。
最も考えに近い理由を教えてください。
「面倒だから」と答えた人がいないのは素晴らしいことだと思います。しかし、「支持したい人がいないから」と答える人が多くいました。支持したいと思えるような政策が求められています。
Q4. 自分の住んでいる地域の候補者について調べたことがありますか。
まだ選挙権を持っていない年齢ではありますが、地域の候補者に関心を持っている人が半分もいました。選挙への関心の高さがうかがえます。
Q4-2. 「はい」を選んだ方に伺います。どんな手段で情報を得ていますか。
インターネットが普及しているとはいえ、やはり多いのは新聞でした。インターネットでは画像や動画など様々な情報が配信できます。候補者もより活用していくべきではないでしょうか。
最後に
様々なアンケート結果からは、高校生のうちにも、選挙や政治に対して関心を持っている人が多いと感じられました。
政治参加において、自分の意見を持っているということはとても重要なことです。若年層の政治参加を1つの目的としている選挙権年齢の引き下げですが、若い人が意識を持つことはもちろん、周りの大人からの働きかけも重要になると感じました。