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忍者の服装

このページでは、忍者の服装について説明しています。
(伊賀忍者の服装を例にとって説明しています)

忍び装束[しょうぞく](基本的な服装)

忍者と聞いて黒を思い浮かべる人も多いと思います。

ですが、忍び装束は黒ではなく紺色のことが多かったのです。なぜなら、いくら夜とはいえ少し明るいため、黒では逆に目立ってしまうからです。さらに紺色に染めるときの「クレ染め」と言う方法により、酸っぱい匂いがつき、虫や毒蛇から逃げる効果も期待できました。また、月が出ているときなどは紺色よりもさらに明るい茶色や灰色などの忍び装束も着用したとされています。さらに、敵に見つかったときに簡単に色を変えられるリバーシブルの忍び装束もありました。

忍び装束の部位

上衣[うわぎ]…たくさんのポケットがあり、筒袖[つつそで]手甲[てこう]で留めました。

手甲[てこう]…手袋のようなもので、手を守り肌の白さを隠せるうえ、夏は虫除けに冬は保温にもなりました。

頭巾[ずきん]…幅30cm長さ200cmくらいの布を顔と頭が隠れるように巻きつけました。

[はかま]…動きやすく裾が詰まっていてぶかぶかしません。

脚絆[きゃはん]…上下の紐を前で結んで固定して使用するすねあてのようなものです。

ふんどし…長さ約1.8mの白い布で、首から掛けて股の間を通して腰で結んで使います。
       簡単に結ぶことができるため、ロープや包帯にもなりました。

わらじ…夜に目立たなくするため、黒に着色して使用されました。

足袋[たび]…屋敷に忍び込んだときに足音がしないように底に綿を厚く入れていました。

忍び装束の部位

変装

忍者はこのようにさまざまな工夫が施された忍び装束を着用していました。 しかし、普段歩いているときに忍び装束だと、逆に目立ってしまいます。そのため、忍者は数々の職業の格好に変装していました。

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