化学式 |
Na(Al,Fe)Si2O6 |
モース硬度 |
6~7 |
比重 |
3.2~3.4 |
説明
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翡翠は、日本では糸魚川周辺から産出するものが非常に有名です。
また古代の日本では、糸魚川周辺も含めて全国で翡翠が権力の証として珍重されていました。その中でも特に糸魚川周辺の地域では翡翠に関する発見が相次いでおり、今では翡翠文化は日本が発祥の地であるとも言われるようになっています。
以前、翡翠は硬玉(ひすい輝石)、軟玉(ネフライト)ともに翡翠と呼ばれていましたが、現在ではひすい輝石が90%以上のもののことを指し、こちらを「本ひすい」と呼ぶことで区別しています。
硬度は高くないものの、構造上は頑丈で壊れにくく、宝飾用として使われます。また、翡翠が生成されるためには低温高圧という特殊な条件が必要であり、良質なものを採取できる産地は限られています。
また、一般に良く知られている翡翠は緑色ですが、純粋な翡翠は白色をしています。含まれる金属元素によって多彩な色の変化が生まれ、クロムや鉄分を含むと緑色、チタンを含むと淡紫色になるといわれています。
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