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石膏
化学式 CaSO4・2H2O
モース硬度 2
比重 1.9
説明 石膏は熱水や地下水から沈殿してできたり、塩湖などが干上がり海水が蒸発したことでできた広範囲の地層から産出したりする、カルシウムの硫酸塩鉱物です。

硫化鉱物の鉱床や火山の噴気孔近くで発見されることもあります。

また、外見によって三種類の異なった名前で呼ばれます。結晶が透明な柱状になっているものを透石膏、繊維状の結晶が同じ方向に配列して集まっているものを繊維石膏、細かい結晶の粒が集まって塊を作っているものを雪花石膏と呼ぶのが一般的です。

さらに、キャッツアイ効果を示すこともあります。

また、石膏は加熱すると水分子が失われ、白い粉末になり、焼石膏と呼ばれるようになります。この焼石膏に水を混ぜてしばらく置くと固まってくるため、この性質を利用してギプスなどに使われます。一方で加熱しすぎると水を入れても固まらなくなってしまいます。

世界中に分布しており、日本でも、秋田県や岩手県で採掘されてきました。今でも、建材やセメントの材料、彫刻の素材、骨折治療用のギプス、チョークなど、様々な用途に使われています。  


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