説明
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テレビ石は塩湖が干上がったあとなどでホウ素に富む溶液から生成されるホウ酸塩鉱物で、下に置いた文字や絵が表面に浮き出てくる性質が有名です。
この様子がテレビのブラウン管のように見えたため、テレビ石と呼ばれるようになりました。
産地は限られているものの、鉱物標本店や博物館、土産物を扱う店などでも比較的良く販売されているため、入手しやすくなっています。
表面に文字が浮き出てくる性質は、繊維状の隙間ない構造から成っており、文字にあたった光がこの繊維の壁にあたって反射しながら石の表面にまで伝わるため、このような現象がおきるようになります。この仕組みは光ファイバーと全く同じものであり、よって光ファイバーで人工テレビ石を作ることも可能です。
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