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    幸福度ランキング

日本は何位? 幸福度ランキングとは?

「世界幸福度ランキング」の作られ方
「世界幸福度レポート(World Happiness Report)」は、国際連合の「持続可能な開発ソリューション・ネットワーク(SDSN)」の支援を受け、ブリテッィシュ・コロンビア大学地域研究所が作成したものです。世界156カ国に住む人々の幸福度を以下の6つの指標から10点満点で算出し、国別にランキングにしています。
各指標の点数は、既存のデータや各国民へのアンケート等を元に集計し算出されています。

世界幸福度ランキング6つの指標

@1人当たりのGDP(国内総生産)
 GDP per capital

A社会的支援(困った時に頼れる人がいるか)
 Social Support

B健康寿命
 Health life expectancy at birth

C人生における選択の自由
 Freedom to make life choices

D社会の寛容性
 Generosity

E信用性(政治やビジネスにおける汚職の無さ)
 Perceptions of corruption

では実際に、最新の「世界幸福度ランキング2016」を見てみましょう。

世界幸福度ランキング

2016年は、1位がデンマーク、日本は昨年の46位から7位も順位を落とし、何と53位という結果でした。
156カ国中、日本は53位。意外と低いなぁ・・・と思う方も多いのではないでしょうか。
なぜ日本は53位なのでしょうか・・・?

日本の順位が低い理由


日本は、@1人当たりのGDPでは世界トップクラスであり、経済的には豊かな国です。 また、A社会的支援B健康寿命E信用性 においても世界トップクラスです。では、なぜ日本は順位を落としてしまうのでしょうか。
ズバリ、C人生におけるの選択の自由D社会の寛容性という指標で順位を落としているのです。 「世界幸福度レポート(World Happiness Report)」によれば、

"people are happier living in societies
                with less inequality of happiness"

 「より不平等が少ない国に暮らす人々の方が、より幸せであると感じる」

ということを明らかにしています。
日本は他国に比べ、女性の就業率が低いとして、女性の社会進出・男女の機会均等が遅れているとされています。 そして近年、日本国内の格差が拡大していることや貧困率の上昇も影響し、全体順位を落としているのです。
つまり「世界幸福度ランキング」では、上位にランクインした国々は経済的にも裕福な国であることが多いですが、 経済的な豊かさよりも、個人の自由や社会保障制度の「平等さ」が幸福度アップに貢献しているため、 日本は格差社会(主に女性の社会進出が遅れていること)と貧困率の上昇を指摘され、順位を落としているのです。

しかし、あなたはこのランキングの作り方に本当に納得出来ますか? 例えば日本では、働くことよりも主婦として家事や子育てを優先する女性も多いですが、私たちがインタビューした中国人留学生は、 「働かない選択肢があるのはうらやましい」とも語ってくれました。女性の社会進出が遅れているからと言って、日本の女性は幸福度が低いと言い切れるのでしょうか。。
また6つの指標は、私たち高校生にとってはあまり身近でない為、このランキングに疑問を抱く部分もありました。

そこで私たちは、もっと身近なものに指標を変え、
私たちなりの「世界幸福度ランキング」を作ってみることにしました。


 


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