正の数・負の数
教授「では、正の数・負の数を学んでいこう。これはすべての基本となるからしっかり学んでくれ」
助手「負の数っていうのは、−(マイナス)のことですよね」
教授「うむ。まあ、下の図を見てみよう」
教授「−5、−3など0より小さい数を負の数というんだ」
助手「これに対して5、3などの今まで使ってきた数字が正の数というんですね」
教授「そうだ。それと0は正の数でも負の数でもないから注意してくれ」
助手「負の数には−をつけて、−5というように表します」
教授「その−を負の符号、+を正の符号という。憶えておくように」
教授「さて助手、ここで問題だ。解いてみろ」
1.0より12小さい数
2.0より9大きい数
3.0より1.5大きい数
助手「1.は−12ですよね、2.は9、3.は1.5が答えです」
教授「そのとうり。正の数・負の数は、小数、分数でも変わらないぞ。しかし、よくできたな助手」
助手「あー!いま馬鹿にしたでしょ、教授」
教授「もちろん」
助手「・・・・・・・・・・・・」
教授「今まで、整数といえば0、1、2、3・・・100だったんだが、これからは−100、−99・・・−2、−1、0、1、2・・・100と考えよう」
助手「つまり、整数っていうのは、負の整数と0と正の整数ってことになりますね」
教授「正の整数を自然数ということもあるぞ。実際にある数だからな」
助手「だから、実際にない負の整数は自然数とは言わないんですね」
教授「そういうことだ」
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