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トレス病
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 ここでクイズです。
 下の病気のなかで、ストレスが発病原因になりえないものはどれでしょう?

1)癌
2)夏かぜ
3)慢性関節リウマチ
4)糖尿病
5)夜尿症

 実を言うとこれらはすべてストレスが直接作用して発生させることが多い病気です。
 発病するには様々な要因があります。例えば遺伝食べ物生活環境です。病気にいたるのは、そういった要因がある程度溜まったところでストレスを受けた時です。
 ストレスを受けると一時的に体の抵抗力が上昇しますが、その後は下がってしまい、その結果発病してしまうのです。

 そういった意味で、ストレスは全ての病気が発病するきっかけであると言えるのです。

ストレス病

 ストレスは発病のきっかけとなりますが、その中でも、ストレスが病気の主たる原因であるのがストレス病(適応病)です。

 人はある程度までならストレッサーに耐えることが出来ます。そして体はストレス状態ストレス反応によって乱された恒常機能を自己修復する能力を持っています。
 しかし、あまりにもストレッサーが強すぎた時、ストレス反応は適応力を高め過ぎ、過剰に働いてしまって体にもダメージを与えてしまうのです。
 この状態を「不適応」といいます。ストレッサーに対して不適応を起こしてしまった時、人は「ストレス病(適応病)」にかかってしまうのです。

 ストレス病と適応病の違いは、その観点の違いにあります。
 ストレス病は、その病気がストレスによって引き起こされていることに注目した呼び方です。
 一方、適応病はストレッサーに適応できなかったという状態に注目した呼び方です。

ストレッサーが体に影響する理由

 ストレッサーから刺激を受けると、視床下部に刺激が伝わります。このとき視床下部から刺激に適応する為の命令が下され、自律神経系が活発に働き出し、ホルモン分泌が起こって免疫力が高まります
 自律神経系やホルモンが作用し出すのですから、それに伴って循環器系、呼吸器系、消化器系、泌尿器系、骨・筋肉、皮膚などにもストレッサーの刺激が影響することになります。
 それでストレス病というとこれらの器官に関するものになるのです。もちろん内分泌の代謝や神経もストレスに影響されます。

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