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哺乳類
ハ虫類の獣弓目から進化した動物。全身が体毛でおおわれていて、乳で子を育てる（哺育）。一生肺呼吸をし、恒温動物であり脊椎動物である。心臓は2心房2心室からなる。ほとんどが卵ではなく母親の胎内から生まれる。あらゆる動物の中で神経系と脳が最も発達していて、現在地球上のいたる所で繁栄している生物だといえる。大きさは数センチのものから何十メートルのものまで様々で、私たちヒト科が属する霊長類もほ乳類の一種である。
最初のほ乳類は中世代三畳紀の終わり頃登場したと考えられている。約2億5000万年前、ハ虫類の中にほ乳類型ハ虫類という変った種が出現した。これがほ乳類の祖先ではないかといわれている。
最初のほ乳類は食虫類といって、トガリネズミの仲間であった。この時代はまだ恐竜たちがのさばっていたため、小さなほ乳類たちの生活場は土の中と木の上だけであった。土の中を選んだ小動物はもぐらの仲間である。そして木の上を選んだのが、霊長類である。この原始的な霊長類は約8500万年前にはすでに登場していたと考えられている。やがて6500万年前、恐竜の大絶滅が起きた。ほ乳類はここぞとばかりに生活場を海へ地上へ広げた。こうしてほ乳類は進化していったのである。
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