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真核細胞
細胞の一種。細胞は原核細胞と真核細胞の2種類に分類される。植物と動物はすべて真核細胞からできている。真核細胞の方が複雑な構成をしていて、ミトコンドリア、葉緑体、鞭毛などの細胞小器官を持つ。DNAも原核細胞のものよりはるかに大きく、形状も多様である。また真核細胞は、原核細胞にない細胞内部の膜構造を持つ。
真核細胞は、約15〜12億年ほど前に、原核細胞から進化してできたといわれている。原核細胞が初めて現れたのは地球が誕生して間もない、約40億年前のことだといわれている。進化の方法としては、アメリカの女性生物学者、リン・マーグリスの細胞共生説が有力視されている。その説によると、真核細胞は多数の原核細胞がお互いに共生したり寄生することによって誕生した。こうして現れた最初の真核細胞を持つ生物は原生生物とよばれ、植物や動物の直接の祖先にあたる。原生生物は単細胞のものから多細胞のものへと進化した。最初の動物(原生動物)は約13億年前、植物はその1億年後くらいに現れたといわれている。現在知られている最古の動物は、約7億年前のエディアカラ動物群である。
植物細胞
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