N)なっちゃんたちが住んでる地域ではどんな事してるのかな?
Y)じゃあ調べてみよう!
 

八王子市の取り組み

   八王子市などのゴミが最終的に処分される日の出町にある広域ゴミ処分場が、当初の予定より早く一杯になってしまいそうという事態が
起こり、八王子市でも本格的にリサイクルに取り組むきっかけとなりました。
   そのころ、可燃ゴミの30パーセント以上が、資源物だといわれていました。
”混ぜればゴミ、分ければ資源”をもとに、活動をしていきました。
 

1、ビン
   そして、まずは空きビンの回収から始めました。ビンの再利用の種類にはリターナブルビンとワンウェイビンがあります。
平成2年の11月から空きビンの回収を行う町会を、モデル団体に指定し、空きビン色別回収も出る事業を開始した。
   また、ほかの地域で、平成3年12月からワンウェイビンに加え再生可能なリターナブルビンを一括して収集し、
選別する方式でモデル事業を開始した。
   平成5年6月から現在の赤白色コンテナによる空きビン分別収集を実施し、段階的に対象地域を拡大して、
平成6年12月から市内全域で実施している。集収日は、週1回の不燃ゴミ集収日にあわせて収集している。

2、古紙
   平成4年3月からモデル回収事業として、週3回の可燃ゴミ収集とは別に週1回の「古紙回収日」を設け市が直接収集していた。
   平成6年4月から、市内全域で古紙分別収集事業として開始。新聞、ダンボール、雑誌類の集収日を収集カレンダーで確認し、
可燃ゴミ集積所に出されたものを、市が直接回収している。出し方は、一目で確認可能なように、紐でしばって出す方法を用いている。

3、牛乳パック
  平成4年9月に、牛乳パックの集団回収団体で構成されている「紙パックリサイクル会」と資源運搬業者、
行政の三者が協力してはじめた事業である。
  平成8年度に委託事業となり、「紙パックリサイクル会」は、回収ボックスの管理と地域での市民の参加を増やすよう協力し合い、
業者は回収と資源化をしている。
   現在、市の施設など、39ヶ所に紙パック回収ボックスを設置し、平成8年度の回収量は、19,420kgであった。

4、ペットボトル
   平成8年6月から、モデル地区(3700世帯)で、第1・第3の不燃ゴミ集収日に合わせて収集を開始しました。
集収日の前日にコンテナボックスを不燃ゴミ集積所に配布する方法で行っている。
    その他の地域では、スーパーなどに回収ボックスを置き、回収をしている。
 
 
 

清掃施設の見学会…清掃施設を、いろんな人に、良く知ってもらうため、市の新聞で募集して清掃施設の見学会を開いています。

市民向けのビデオ作成…八王子市のゴミ問題をテーマにしたもので、各事務所などで放映されるほか、
                                          清掃部リサイクル推進課、広報課、公民館でも貸し出しています。

リサイクル祭りの開催…ゴミ減量、リサイクルを市民、事業者、行政が一体となり、楽しみながら考えるイベントです。

リサイクル広場「あったかホール」…隣にある北野清掃工場でごみを燃やした時に出た、余った熱を利用した施設で、
                                                            温水プール、水浴、多目的ホール、リサイクルプラザがあります。

以上のような取り組みをしているようです。

  八王子市は、都内ではリサイクルの対応が遅い方でした。それに対して私たちは不満を感じていました。
   しかし、私たちの地域は学園都市と呼ばれるほど学校が多く、特に大学生の一人暮らしの住人が多いのです。
そのため、そういう人たちは地域の自治体などと関わりが浅いため、情報がうまく伝わらないことがあるのです。
そういった学生達は、悲しいことに、リサイクル以前にゴミの収集日すらあまり守れていないという状況なのです。
そういった人たちがいれば、リサイクル活動がうまく進まないのも無理ないかもしれません。
   ただ遅れてはいるものの、これからは学生の人も一般の人も、基本からきちんと資源の分別が徹底した市になってほしいです。
   現在の市の取り組みは、上記の通りです。まだ始まったばかりですが、これからもっとリサイクルが進むことを期待しています。
   現状をしっかり受け止め、これから自分は何をしなければならないのかと考え、それを実行するのは大変なことですね。


Mailto:natsumi@place.co.jp