知ってる?遺伝子組み換え

テレビや新聞で誰もが一度は見たり聞いたりする言葉「遺伝子組み換え」最近ではドリーに代表されるクローン動物をはじめ、私たちの身の回りにも「遺伝子組み換え大豆を使用していません」と表示のある豆腐や納豆などを目にすることがあります。科学者がバイオテクノロジーの技術に期待するのとはうらはらに、私たちはその安全性に不安をもっているのです。では、遺伝子組み換えとは実際どのような技術をいうのでしょうか。私たち生物は生まれてくる時に自然と親から似た性質をうけついでいます。それは「遺伝子」と呼ばれる4つの化学物質で構成されている「DNA」が深く関係していて、生物すべてに共通しているものであることがわかっています。DNAとはいわば設計図のようなもので生体のさまざまな構造を作る重要な役目をもっているのです。バイオテクノロジーはこのDNAを操作することにより生物の性質を変えることを可能にしました。これにより生物の持っている多くの機能を利用して今までには存在しなかった生物を作りすことができるようになったのです。例えば害虫や病気に強い性質を遺伝子に組み入れて、より優れた性質の植物ができるというわけです。

例えばここに害虫に食べられやすいりんごがあるとします。

そのリンゴの遺伝子をとりだして害虫に強い遺伝子を組み込みます。

遺伝子組み換えされたこのリンゴを育てれば・・・・・・

除草剤なしでも害虫に食べられないリンゴのできあがりです。