遺伝子組み換え食品には?

遺伝子組み換えの技術は遺伝子治療などの医療関係や、農工業などの分野で利用され始めてているだけでなく、私たちに直接関係する「食品」にも利用されています。その例として、腐りにくいトマトウイルス病に強いイネ害虫に強いトウモロコシやジャガイモなどがあります。これらの食品はその安全性について研究者が検討し、安全性を確認してきました。現在では厚生省で利用の許可が出た数種類の作物が私たちの食卓に上がっています。日本で食料品として、輸入 栽培 流通が認められているのはダイズ、ナタネ、トウモロコシ、テンサイ、トマトのみですが遺伝子組み換えの表示は今のところ義務化されていないために組み換え食品を食べていると実感する人は少ないでしょう。下の表は主な食品とそれに用いられている組み換え技術の例です。

たとえば?

農作物

特徴

開発者

ダイズ

除草剤耐性

モンサント(アメリカ)

ナタネ

除草剤耐性

ヘキスト・シェーリング・アグレボ

トウモロコシ

害虫抵抗性

日本モンサント

テンサイ

除草剤耐性

アグレボジャパン

 トマト

日持ち性の改良

カルジーン(アメリカ)

*これらは世界や日本で安全性が認められたものです。この中には商品化されていないものもあります。