遺伝子組み換え技術の発達は、単純に企業の利益になるだけでなく、世界的な食糧生産という面からも注目を浴びています。例えば土地の生産性が低い所や気候が悪い所でもその地域に適した作物を組み換えによってつくり出すことが可能となればアフリカのような食糧不足の地域にとっても大変便利な技術となりうるからです。しかしそれは組み換え作物の安全性が十分に確かめられてからの話であることは言うまでもありません。私たちが実際に食べるものであるからこそ、その安全性に疑問を持つ人は多くいるのです。