難民になりたい人たち
「難民」は『地位』!?
この間、ニュースで日本は「難民認定者数が少ない」って言ってる専門家の人がいたよ。
「認定」?難民になるには許可がいるってこと?
許可というか...。「難民」と認められるには、相手国での手続きが必要なんだ。
そうなの!?でもどうして「難民」に認められたいなんて思うんだろう?
うれしい称号じゃないよね?
「難民」と認められることによって、避難先の国で保護を受けられるんだよ。
保護?って...例えば?
うーん。国によって難民認定の仕方や内容は違うから、
とりあえず、ここでは日本の難民制度について紹介するね。
「難民認定」ってどうやってされるの?
1人が海外から日本にやってくる
2日本政府に自分を「難民」として認めてほしいと言う。
難民申請者:申請をして、政府の答えを待つ人々のこと。
3政府が申請した難民に対して「難民」といえるかどうかを判断します。
4政府から「難民」であると認められた場合、保護を受けることができるようになります。
◆生活保護:住宅費や医療費、教育費などの生活に必要な資金の援助
◆在留資格:1~3年は日本に正式に住んでよいという許可がもらえる
期限を過ぎたら更新が可能
認定してもらえなかった人は...
1異議申し立て
「難民ではない」と判断した政府に対して、
もう一度審査をし直してもらう権利があります。
2「人道的配慮」による在留特別許可
難民の地位に認定されない人でも、出身国に帰れない理由がある人には
日本に住む許可が下りる場合があります。
「難民」に認めてほしいのは、保護を受けたりしたいってことなんだね。
でも、認めてもらえない人がいるなんてかわいそうだよ!
認められない人達がいるのは、ただ日本に引っ越してきただけの外国人が
「難民」ですって嘘をつくこともあるからなんだよ。
本当に助けを求めている人を救うには、はっきりとした基準で見極める必要があるんだね。