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    (このページでは、我々が行った実験について説明しています。)

実験の目的


①初期電力
ホームで述べたように、起動時に使用する大量の電気を初期電力と呼びます。 初期電力の大きさによっては、こまめに消すよりも、つけっぱなしのほうが総合的な消費電力が少ないことがあります。 そこで、私たちは初期電力の大きな家電は何であるのかを求めました。
②消費電力の大きな家電
各電化製品の消費電力、推移を実際に測定し、結果からどの家電を抑えることによって節電の効果が大きく得られるのかを検証しました。 これにより、節電の効果が高い家電に絞って節電を実行することができます。
③照度
書斎の机上の照度を測定し、必要な照度と実際の照度の差、照明器具の効果的な使用法を検証しました。 無駄に明るいことは、そもそも健康的でないため、必要照度に合わせて照明を調節することは節電をしながら健康管理もできるということになります。
④温度
室内にある対象の温度を測定し、大きな熱発生源を特定し、エアコンの効率上昇につなげます。 冷房の天敵は熱です。発熱を減らすことは、純粋に節電につながります。



実験方法


(1)測定機器


朝日電器(ELPA)EC-05EB[ワットモニター]

・配線の家電のコンセントと家電用の間につないで使用する。
・測定できるものは接続した電気機器の使用時間、瞬時電力量、積算電力量など。

instrument1




OPTEX PT-2LD [ポータブル型非接触温度計]

・赤外線エネルギーの量を測って温度に換算している。
・測定温度範囲は-40~510℃

instrument2


YOKOGAWA 51001[ディジタル照度計]

・被照射体表面の単位面積あたりの光束の量を測定する計器。
・測定範囲は0.0~99.9/999/9,990/99,900/999,000 lx。

instrument3

(2)測定方法


[消費電力(推移)の測定]
①一定間隔で、エコキーパーに表示される電力[W]を記録し、それらの数値から電力量[J]を求めた。
②初期運転時の電力と継続運転時の電力を比較し、つけっぱなしにしておいた方が消費電力が少ない時間の境目を求めた。 実験の過程でエアコンは初期電力の影響が大きいと判断したため、外気温・室温の変化等とともに複数回計測し、特別に計算した。
③それぞれの電化製品について、出力を下げたときの消費電力の差と環境の変化を測定した。

[照度の測定]
①照度計を使用し、天井照明・デスクライトを用いて机上の照度を測定した。
②測定した照度と、JIS Z 9110-2010(照明基準総則)を比較し、最も効率的に必要な照度を得られる方法を検証した。

[温度の測定]
①放射温度計で家電などの温度を測定した。
②それらの結果から、部屋の温度上昇に大きな影響を与えている家電を特定し、エアコンの効率を上昇させるための方法を検証した。

計算方法


エアコンなどの多くの家電には安定的に運転するまでにより多くの電力が必要となります。 これを初期電力と言います。 外出するときに一度エアコンを切ると電気の消費がなくなる分、気温が上がってしまう。 そして再び起動するまでに初期電力での運転が始まり、設定温度に達するまでに多くの電力を消費してしまう。
これらを客観的に比較するために私たちは

(初期運転時積算使用電力-安定運転時1秒当たり消費電力×初期運転時間)÷安定運転時秒あたり消費電力

という式を作りました。 これを私たちはエコの境界と名付けました。 この式に数値を代入して、現れた数値(秒)の時間と、代入した上昇温度になる時間を比べたときに、後者が上回る場合、現れた数値分はつけっぱなしの方が良いと判断できます。

エコの境界



測定結果


今回測定したものの平均値を掲示します。
※エコの境界が1分以内のものは0として表示。

押してみてね! point


安定…273W
エコの境界…0

安定…863W
エコの境界…0

安定…118W
エコの境界…0

安定…3W
エコの境界…0

安定…3W
エコの境界…0

安定…11W
エコの境界…0

864J(累計)
エコの境界…0

安定…130W
エコの境界…0

安定…36W
エコの境界…0

安定…61W
エコの境界…0

安定…12W
エコの境界…0

安定…13W
エコの境界…0

安定…42W
エコの境界…0

安定…11W
エコの境界…0

安定…18W
エコの境界…0




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