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電子マネー

電子マネーとは、IT(情報通信技術)が用いられた、電子決済サービスのことで、一種のプリペイドカードのようなものです。大きく分けて鉄道会社などの発行する交通系と、大手小売業が発行する流通系の二つがあります。交通系は切符の代わりにもなる電子マネーで、SuicaやPASMOなどが有名です。流通系は提携するお店で買い物に利用でき、ポイントなどが付与されるカードです。これらは事前にお金をカードに入金しておく仕組みとなっています。

電子マネー

電子マネーの歴史

1996年、ソニーが最初のICカードであるFellicaを開発します。すると、2001年にはJR東日本がSuicaにその技術を採用したのを皮切りに、各地の交通機関で乗車券として使えるICカードとして採用されていきます。また、2002年に大手コンビニによる電子マネー決済システムEdyにFellicaの技術が採用されると、これを機にICカードによる電子マネーの利用ができる店舗が大きく増え、これらのことが相まって、日本に電子マネーが普及することとなります。電子マネーの利用はICカードの普及とともに広まっており、2008年には年間10億件程度の取引だったのが、2017年には50億件を超えています。

電子マネーの長所

電子マネーのメリットとしては、2つがあげられます。一つは、厳しい審査などがないため、誰でも簡単に作ることができる点です。最も身近な現金を持たない手段がICカード、電子マネーだと著者は思います。もう一つは、買い物をするお店が自分のICカードに対応していて、電子マネーが使えるのなら、現金を多く持つ必要がない、さらには、決済がスムーズであることがあげられます。ICカードを読み取り機にタッチすればすぐ決済ができるというのは、とてもスムーズで快適だと思います。

電子マネーの短所

その一方で短所としてICカードの種類が多くあるのにもかかわらず、対応しているお店が個々のカードによって異なり、電子マネーのみで決済を済ませたい場合、たくさんの種類のICカードを持ち歩かなければならないことが挙げられます。しかしこの問題は最近になって解決されてきています。2013年に交通系ICカードを運営している11社が提携を結び、その11社の運営しているICカードの対応している区間同士なら、どのカードを用いても電車の乗り降りができるようになりました。このように、使用対象が増えることで利便性は格段に向上します。お店で使えるICカードの対象店舗も統一されれば、利便性はさらに増し、現金を持たなくてよくなるかもしれません。

まとめ

電子マネーには大きく分けて交通系流通系がある
長所は誰でも持てる点と決済がスムーズだという点
短所は対応している店が少ないという点

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