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珍しい貨幣
巨大な硬貨
ミクロネシア連邦のヤップ島では古代から石貨が用いられていました。大きいものになると3mほどにも及び、地面から立っています。比較的小さいものなら日本で使われている貨幣同様に直接渡すことができます。しかしながら大きいものだと運ぶことができないため、石貨の所有権を移すことによって支払いを完結していました。現在、日常的にはあまり使われていません。
プラスチックの貨幣
オーストラリア、ニュージーランド、シンガポールなどオセアニアやアジアの国の一部ではプラスチックが使われた貨幣を使っている国があります。紙に比べ丈夫なので、使われる年数が長く、長期的にみると低コストで済みます。また、素材が手に入れにくいうえ、透明な部分を作ることが出来るので、偽造防止につなげることができます。その反面、数える時などに滑りやすく、扱いにくいというデメリットも挙げられます。
丸くない硬貨・穴の開いた硬貨
江戸時代までの日本では小判など円形でない硬貨も存在しましたが、現在使える貨幣はすべて円形をしています。しかし、世界の国の中では円形でない貨幣が使われている国もあります。四角形や八角形など多角形のコインも多く存在します。なお、日本の5円玉や50円玉のような有孔貨幣を使っている国は見慣れている私たちから見ると普通ですが、世界的には珍しいです。また、これは、過去には穴が四角形の円形方孔銭も用いられていました。
まとめ
ヤップ島には巨大な岩でてきた硬貨がある
オーストラリアなどの国では貨幣にプラスチックが用いられている
日本でも用いられている穴のある硬貨は世界的に珍しい