テーマパークハイスクール
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高校は、早速技術を身につける人の実践学習の場か、進路を決められない人&学者希望者のための学問の場に変わる事を提案します。
現在の高校は、97%以上の中学生が高校に入るので、義務教育の延長的な要素が大きい。その一方で、受験戦争の加速化からか職業高校離れが進んでいます。
まず、技術を身につける人のための高校は、実践を主にしながら、集団生活などによる社会性と人格の形成という「学校」に行く意味を含めた「技術習得高校」となります。もちろん、技術というのは、銀行員などのホワイトカラーも含みます。この高校は、実践を主にするために、進路を早く決めた人にとっては卒業すれば、その職業の基本を学び終えているので、即戦力となるという意味があります。
そして、今までの学校と異なる大きな目玉は「テーマパークハイスクール」です。これは、週休二日の土日など、月1、2回、地域住民に学校を開放し、そこで、「技術習得高校」の生徒が、日ごろの実践を生かしたものを実演、販売する。農業であれば、作物を売ったり、収穫や乳絞り体験などができる。料理などであれば、完成品を売るだけではなく、蕎麦打ち体験や、主婦のための1日フレンチクッキング講座や、お茶の入れ方講座などの実践的な講座を提供することができます。サービス業であれば、フリーマーケットの切り盛りをしたりすることができます。営業などでは、テーマパークの宣伝ができます。工業であれば、鋼材を旋盤で好きな形に切り出したキーホルダーを作ったり、低融合金鋳造体験もできます。パソコンであれば、パソコン教室や、希望者のホームページを作ったり、パソコンの修理もできます。このように実践を行えば、技術が磨かれ、その上地域と触れ合うことで、コミュニティー再生もできます。
技術修得高校では、単位制として、たとえば銀行員であれば主選択を商業に、使うかもしれないパソコンや、営業に配属されるときの為にサービス、中核を担うポストについたときのための企業経営などを副選択に取り、それを履歴書に書き入れることで、「この人は商業だけではなくパソコンも使えるし、営業にも配属できるし、中核を担うこともできるな」と、就職時に学生にとっても会社にとっても有利になります。
進路を決められない人&学者希望者は、今までのような高校で、一般教養を学び、大学に進学するか、途中で進路を決定します。
授業は、最終的には次のテーマパークに何を行うかを自分達で企画し、それにあわせて学べるようにすることを目的とするのです、低学年の場合は、授業の内容を元にミュージアムを行うという形になるでしょう。
即戦力
社会に出てから即使える力を磨くので、生徒のためにも会社のためにもなります。
企画力
最終的には自分達で企画するので、社会に入ってから必要となる企画力が形成されます。
地域とのふれあい
地域の人と高校生が触れ合うことで、技能習得高校を中心としたコミュニティーの輪が形成されます。
進路指導
子供がテーマパークに行くことで、実際にどのような職業があり、どのような学習をするかがわかります。
学生のやる気が出る
実践だから、楽しいです。目標が見えているから、やれます。1月に1、2回の小目標としてのテーマパークもあるので続きます。
松田道雄先生
「テーマパークハイスクール」
夢の種
<http://page.freett.com/wock/sservice#55.html>
2001 (2001年3月)
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