資格試験

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このページの目次
概要
資格試験の分類
資格の現状
資格試験の抱える問題
資格試験への提言
期待される効果
問題
参考ホームページその他
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子供用へ

概要 ページの先頭へ

資格試験は、一回きりではなく、5〜10年毎に更新してはどうでしょうかと提案します。

資格試験の分類 ページの先頭へ

 現在の日本の資格試験は、まず、講習などを受ければだれでも資格を取得することのできる受講型と、受験をして、その結果によって資格の授与の可否が決まる受検型に分けられます。受検型の中でも、ただ、会場に行ってペーパーテストや実技などで受検する会場型と、それだけではなく実際に仕事を何年か続けなければいけない実地型に分けられます。そして、資格を授与する団体が国家、もしくは国家の嘱託である国家試験型と、剣玉○級など、個人の作った団体が授与する非国家試験型があります。

資格の現状 ページの先頭へ

 資格試験の中でも、人気のある資格や人気のない資格、簡単に取れる資格や、時間がかかる資格がある。資格試験の中には、英検のように、多くの大学で、単位として認定するものや、司法試験のように、合格しないと特定の職業に就職できないものがあります。  

資格試験の抱える問題 ページの先頭へ

 運転免許のように、更新のある資格はあるものの、医師国家試験を含め、ほとんどの資格は、 一度取得すると終身その資格が与えられます。しかし、たとえば30年前に取った英検2級であっても、日常使わずに30年も経てば、いざという場面で使えるかは不明である。 
 もうひとつは、どの資格が信憑性があるかや、どの資格が実際の仕事で生きるかがわかりにくいということがあげられます。実際に資格を持っていても、企業の側が採用するときにその資格の意味を正確に理解しないことがあったりするのです。
 そして、有名なサムライ商法が上げられます。団体や会社で、任意の資格を作成して、「近く、国家試験になります」とテキストを売りこんだり、受検を進めたりします。実際にテキストを買っても合格しなかったり、合格しても、その資格が国家に認証されず、意味のないものになるという商法です。
 最後に、資格マニア、資格オタクと呼ばれ、資格ゲッターなどの異名を持つ人々です。彼らの多くは、資格を取ることを趣味にし、取得時の充実感と、その資格の数を楽しみにしている。しかし、資格は、取る事が目的なのでしょうか?資格の多くは、目標としての励みという役割と、その人の実力を測る事という役割のみならず、その分野で、その資格とそのために得た知識を生かすことを期待してのものではないのでしょうか?このような観点から考えると、資格ゲッター達の資格は、に色どりを添えるものに過ぎないのではないでしょうか?  

資格試験への提言 ページの先頭へ

 資格試験のうち、任意団体による非国家試験は、あくまでもその内々で流通するものですから、それは自由であろうが、国家試験は、国家がその人の実力を見とめるという側面があり、その試験を知らない人でも、信憑性が非国家試験にくらべてはるかに高いのです。そのため、実際の能力と資格試験で求められている能力は、限りなく同じ、もしくは実際のほうが高くなければならない。
 しかし、中学校のときに集団受検をして取得した英検を、大人になってからも「生かしている」人の割合は、どのくらいいるのであろうか?子供の時の話だけではありません。前述の資格ゲッターは、資格を一度取った後、ほとんどが、次の資格に目を向けているために、通常の受験者よりも、資格を生かさないのみならず、能力も後に劣る可能性がある。彼らが資格を取ることで証明することは彼らの「地頭(ぢあたま)」がよいということだけなのです。
 この問題の解決に必要なのは、資格試験の更新制度です。5〜10年に一度、もう一度資格試験を受けなおすか、2次まで有れば2次だけなど、試験毎にあわせてではあるが、実際にその実力を保っているかの試験が必要ではないでしょうか?
 勿論、昔取った杵柄があったり、運転免許のように更新が面倒くさいものではいけない。そこで、値段は受かったら無料、落ちたら有料のような形にして、簡単に再挑戦できるようにする。オンラインで受けられれば良いのですが、それは、資格毎に変わります。このような形にすれば良いのではないかと提案します。

期待される効果 ページの先頭へ

 (1)資格修得者のレベルが上がる
 資格を取っただけでは済まされないので、最低でも更新の前にはもう一度勉強をするでしょう。これにより、レベルが上がり、資格の評価が上がります。
 (2)資格から、学びの広がりが生まれる
 ただ、資格を取ったで済まされなくなるので、資格を生かそうとする。

問題 ページの先頭へ

 このシステムで起こりうる問題は、資格の受験者が減ることです。しかし、受けなくなった人というのは、その資格を生かそうとしない人であり、資格を生かしたい人は、これまで通り受けるでしょう。国家試験を少なくとも更新制にすれば、国家試験の信憑性はさらに高まり、逆に生かしたい人が資格を取りたがるようになるでしょう。


参考ホームページ、その他


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