三陸沖地震
青森県・岩手県の太平洋岸である三陸沖で発生する地震を三陸沖地震といいます。
沿岸から200kmほど離れたところに発生するので震度は高くはなりませんが、津波が高い確率で発生します。
三陸地方には海岸線がのこぎり状になっているリアス式海岸があるので、そこではとくに波高が高くなり、大きな被害をもたらします。
南海地震
紀伊半島の潮岬沖で発生する地震を南海地震といいます。
大地震発生の間隔は、90〜250年です。
最近の南海地震では、1946年の南海道地震(M8.0)があります。この地震では家屋1万5千戸が倒壊したほか、津波が発生し、1400人の犠牲者が出ました。また、この地震で高知県の室戸岬は1.3m隆起しました。
南関東地震
南関東地域はフィリピン海プレート・北アメリカプレート・ユーラシアプレート・太平洋プレートの4つのプレートが複雑に接触している場所で、地震が頻繁に発生します。この地域で起こるM7クラスの地震を南関東地震といいます。
南関東地震で最も有名なものは、1923年に起こった関東地震(関東大震災)(M7.9)です。この地震では14万3千人の犠牲者が出て、日本災害史上最大の震災となってしまいました。関東地震クラスの地震がつぎに発生するのは100〜200年後と考えられていますが、それに先だちM7程度の地震が発生する可能性が高いといわれています。
アッサム地震
インドのアッサム地方で多発する地震です。
この地域はインド大陸(インドは昔、ユーラシア大陸とは離れていたので、このようによばれる)とユーラシア大陸が衝突している場所で、地震が多発します。
アラスカ地震
アリューシャン列島からアラスカにかけて多発する地震です。
この地方で起こる地震は、海洋プレートの太平洋プレートが、大陸プレートの北アメリカプレートの下に潜り込むことによって発生するもので、地震断層が大きく、津波を伴うことが特徴です。
1964年に起こったチリ地震につぐ規模のM9.2の巨大地震では、被害域が13万km2(日本の面積の約3分の1)にも及びました。
チリ地震
南アメリカのチリで起こる地震です。
この地域は、海洋プレートのナスカプレートが、大陸プレートの南アメリカプレートの下に潜り込んでいる場所で、M8〜9の巨大地震が頻繁に発生します。地震の特徴は、本震が大きく、大きな前震を伴うことがあり、大きな津波を発生させることです。津波は太平洋を横断して地球の裏側である日本にまでも達し、大きな被害をもたらすこともあります。
この地域で起きた最近の地震では、1960年のチリ地震(M9.5)があります。この地震は観測史上最大のもので、発生した津波は日本に到達して三陸地方を襲い、142人が犠牲になりました。
ルーマニア地震
ヨーロッパのルーマニアで起こる地震です。
ルーマニアは、ユーラシア大陸とアフリカ大陸とが衝突する場所であり、M7以上の地震が100年に2〜3回という高い頻度で発生します。
最近では1977年3月4日にM7.2の大地震が起こって1500人の犠牲者が出ています。
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