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プレート間地震 | ||||||||||
地震年表 |
図:プレート間地震の起こる場所 プレートとプレートの間では、それぞれのプレートの動く向きが違うので、摩擦が生じ、地震が発生します。 プレート間で発生する地震には、プレートが生まれる海嶺で発生するもの、プレートがすれ違うトランスフォーム断層で発生するもの、プレートが沈み込む海溝付近で発生するものがあります。 このうち、最も多く発生し、規模・被害ともに大きいのが、海溝付近で発生するものです。ここでの典型的な大規模地震は、次のようにして起こります。 海溝では、海洋プレートが大陸プレートの下に年数cmずつ潜り込むような形になっています。 大陸プレートと海洋プレートには摩擦があるので、大陸プレートは海洋プレートによって引きずられて水平方向に押し縮められながら、地球内部の方へ引き込まれていくことになります。 このとき、大陸プレートにはひずみが生じ、大きなエネルギーが蓄えられつつあります。 やがて、プレートがひずみに耐えられなくなると、プレートとプレートの境界の部分の岩石は壊れます。 すると、摩擦は一気に小さくなり、大陸プレートは跳ね上がるようにして元に戻ります。 このときに、プレートに蓄えられていたひずみのエネルギーが、一瞬のうちに地震として放出されるのです。
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