感染症
主な感染症起因菌(病原性細菌) ・赤痢菌 ・コレラ菌 ・ペスト菌 ・レジオネラ ・肺炎球菌 ・腸球菌 ・緑膿菌 ・ヘリコバクター・ピロリ
主な病原性ウイルス ・インフルエンザウイルス
主な病原性真菌
その他の主要病原微生物 ・リケッチア ・ダニ類
特徴
保菌者の大便を感染源として、人から人へと感染する。人が唯一の宿主。 今は海外から来るものが多い。
症状
潜伏期間は2〜4日。 下痢、腹痛、発熱といった症状で食中毒と似ている。
感染経路
保菌者の大便が直接口の入るルートと間接的に大便に汚染された食品が原因となる。
予防対策
保菌者が周囲に赤痢菌をまきちらすことが多いので、一人一人が衛生意識を持つこと が大切。 海外旅行先などで生ものや生水を飲まない。手洗いをする。
アジア型とエルトール型があり、アジア型はインド東部のガンジス川流域で、エルト ール型は東南アジアから世界中に広がっている。基本的に日本の自然環境には存在し ない。近年は汚染地域からのえびや魚の輸入によって持ちこまれたり、海外旅行者に よって持ちこまれたりしている。
潜伏期間は1〜6日。感染しても無症状、または軽い下痢をともなうくらいで腹痛は ほとんどない。重症の場合は、手遅れになると死にいたることもある。
コレラ菌に汚染されたものを食べることによる経口感染。多くは保菌者の嘔吐物や便 の中の菌が間接的に飲食物に混入することで感染する。
流行している時や海外へ行く時に予防注射を受ける。 生水や生ものを避ける。汚染地域から輸入された食品は加熱処理してから食べる。
コレラ、黄熱病と同じくWHOが指定する国際的な検疫伝染病菌 昔、ヨーロッパで何度も大流行してそのたび大勢の死者を出した。
潜伏期間は2〜5日。発病すると急に高熱を発して頭痛、めまい、嘔吐などがある。 症状が重く、手当てが遅れると循環器系がが侵され、心臓の動きが低下し、意識が薄 れてくる。放置すると短期間で死にいたる。
ねずみや野鳥などの野生生物に寄生するノミを介して人体に侵入する。保菌者のせき やたんからも感染する。
海外へ行く時は必ずペストワクチンを受ける
重症肺炎の原因菌として1976年にアメリカで発見された新しい細菌。一つの細胞 がとても細長い。発育に微量の鉄イオンが必要で、増殖のスピードが遅い。1個の細 胞が2個になるのに4〜6時間かかる。
肺炎型とポンティアック熱型がある。多くは肺炎型。 どちらも初期症状は倦怠感(だるく感じる)、頭痛、食欲不振など。その後悪寒をと もなって発熱する。肺炎型は適切な治療をしないと死にいたることもある。
空調設備が菌に汚染され、空気中に飛び散った菌が呼吸器官から体の中に入りこむこ で、水煙やしぶきを吸い込むことで、感染すると考えられている。 まだ十分に解明されていない。
健康な人が感染することはほとんどない。
人の口や気道に常在し、全身感染症の原因になる。細菌の大きさは約0.5〜1.2 5ミクロンで、形は球状。球が2つ連なった双球菌。抗生物質に対して耐性を持った ものが増え、院内感染が問題になっている。
急性肺炎の場合、感染2〜3日後に突然悪寒とともに38℃以上の高熱を出し、せき やたんが出る。
免疫力の低下による
免疫機能を低下させないためにふだんから身体を鍛え、栄養のバランスのとれた食事 をして規則正しい生活。 歯みがきやうがいの習慣をつけ、口の中やのどを清潔に保つ。
ひとの口の中や大腸に常在する。最近は抗生物質の耐性を持つ多剤耐性菌に進化して 院内感染症の原因菌としてい注目を集めている。 塩分や酸に強く、生息温度も10〜45℃と広く、かなり厳しい環境にも耐える。
病気や状況によっていろいろな症状が出る。
免疫力の低下や病院での手術や検査
健康を維持する。手洗いをするなど。
化膿した傷口に緑色のうみをつくる菌。抗生性物質や消毒剤に耐性を持ち、院内感染 起因菌としても問題になっている。
日和見感染
免疫力の低下している人に保菌者の糞尿、膿などによって感染する
人や動物の胃の粘膜に生息する、らせん状の菌。酸を中和する。 胃炎、胃・十二指腸潰瘍、胃がんの原因になる。
感染経路は具体的によくわかっていない。
定期検診などで胃の中の保菌状態をチェックする。胃腸に異常がある場合は早期に取 り除く。
毒性と感染性が強く、周期的に世界的な規模で大流行する。
発病すると突然高熱を発し、頭痛、腰痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感、食欲不振 などが強く現れる。
空気感染、保菌者のくしゃみなどによる飛沫感染、接触感染によって起こる。
うがいをしたり、過労を避けて健康な体を保つ。
生きた細胞の中で増殖する特殊な細菌。主にダニやツツガムシに寄生し、人に感染 する。リケッチアが原因の感染症は「ツツガムシ病」と「日本紅斑熱」の2種類
虫に刺されると傷口が赤くはれ、水泡ができたりする。潜伏期間は6〜10日。 その後突然40℃前後の高熱を発し、悪寒、頭痛、食欲不振などの症状が出る。
病原体を保菌するダニやツツガムシなどの幼虫に刺されて感染する。
病原体を運んでくる動物を駆除する。野外では必要以上に肌を露出しない。