ユリウス・カエサル

       夢を持っていた優しき男

第一次三頭政治の巨頭である。クレオパトラと紀元前48年に初めて会う。

じゅうたんの中から出てきたことに度肝を抜かれ、エジプトを追われた

ことを必死に話すクレオパトラに心を打たれて、クレオパトラに協力する。

 

アレクサンドリア戦争が起こる前に、カエサルはキプロス島をエジプトに

返し、ローマへの借金を減らしてエジプトの人々の人気を得ていた。

 

戦争が終わるとクレオパトラとナイルの旅に出る。カエサルは世界に

またがる大きな国をつくるという夢をクレオパトラに語り聞かせていた。

 

その後のカエサルの活躍はめざましく、「きた、みた、勝った!」などの

有名な言葉を残す。

 

カエサルは夢をかなえるために、共和政を君主制にかえて ローマの

皇帝となろうとした。しかし、元老院の一部のものは それを許さず、

パルティア遠征の直前にブルートゥスとカッシウスによって短剣で、

全身を刺され死亡する。