ネッケル
民衆と貴族の狭間にいた男
ジュネーブの 教師の息子として生まれた。
その後、二度にわたって財務長官となり、ベルサイユ宮殿の浪費と
奮闘していた。平民だけの税金では 国費の赤字がまかなわれない
ことに気づき、貴族からも税金の徴収を提案し、貴族からの反発を
かった。また、廷臣たちの手当ての総額を公開するなど、民衆からは
評価される行動をしたが、貴族からは嫌われていた。
1790年には 財務長官を引退し、スイスに引きこもって革命についての
著述を書いた。