ロベスピエール

      

                   清廉の人

北フランスに生まれる。1789年 三部会の議員に選出され、

革命に足を踏み入れる。

 

ルイ16世の裁判のときには、サン・ジュストと共に 国王処刑に

賛成した。

 

国王処刑後は革命政府の指導者となり、恐怖政治と呼ばれる

反対派を次々と処刑する政治を行った。

 

他人にも自己にも厳しく、その潔癖なまでなまでの厳格さに「清廉の人」と

言われた。

 

彼の独裁的な政治に不安を感じ、タリアンやバラスが中心となって

ロベスピエール派を逮捕し、ロベスピエールは処刑された。

処刑台に上るロベスピエールは、逮捕されるとき、銃弾によって

あごの骨を砕かれ、あごに布を巻いていたという。

 

恐怖政治を行ったロベスピエールは狂信者のように言われていたが、

時がたつにつれて、評価が高まっている。