シャルロット・コルデー

             

               暗殺の天使

貧しい貴族の娘として生まれた。13歳のとき、母と死別し修道院で

少女時代を過ごした。だが、革命により シャルロットのいた修道院は

閉鎖され、叔母のところで身を寄せることとなった。

 

もともと自分たちの階級を脅かす ジャコパン派を憎悪していたが 後に

ジロンド派を支持するようになる。

 

そこで、マラーをはじめとするジャコパン派の悪口を耳にし、マラー殺害を

決意する。

 

一人でパリにおもむき、マラーの家を探し出した。そして、マラーに面会を

許可され、マラーが入浴しているため風呂場でしばらくの間 話、マラー

隙を狙っていた。そして、隠していた包丁を取り出し マラーの心臓を

めがけて 刺した。その後、マラーは絶命しシャルロットは部下たちに

よって捕らえられた。

 

革命裁判で死刑の判決を受け、1793年 ギロチンによって処刑される。 

 

後の者は、単身でマラーを殺害したこと、また 美しい美貌の持ち主と

いうことで シャルロットを「暗殺の天使」と呼んだ。