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現在コンテンツ 携帯電話の世界

電波の歴史
〜アナログ方式とデジタル方式〜

携帯電話や、自動車電話が開始した当初は、アナログ方式による物でした。
しかしここ近年の携帯電話の普及により、使用する電波の周波数利用効率
を上げる必要性が
でてきました。また、携帯電話による情報サービスの展開や、
今後のサービスの拡張のために、
デジタル化が進んでいきました。
そして現在、日本ではデジタル方式が主流となっています。
このデジタル方式は、まだ、世界中で統一されてはいません。
地域ごとに電波の方式が異なるからです。
もし統一されれば、1つの携帯電話で世界中どこでからでも電話をかける事が
出来るのです。

ここでは、その電波の歴史のなかから携帯電話を確立したアナログ方式についてと
デジタル方式についてを説明したいと思います


アナログ方式は音声を、信号に変換します。
そして、その信号を飛ばして相手に伝わるときに
信号をまた音声に変わります。
その、音声を信号に変えることを「変調」といい、
信号を、音声に変えることを「復調」と言います。
ここでは、変調と復調の様子を表しています。
デジタル方式は、音声をデジタル化して変調を
復調を行います。デジタル化をすることによって
音声のデータを数値化し、波が崩れても信号の
内容に変化が無いようになっています。
ここのイメージではデジタル化される様子を
円から四角になる様子で表しています。

さて、ここまでアナログとかデジタルとかちょっと難しい言葉が並んできましたが、その大きな違いは
アナログ方式は、音声のデータをそのまま電波に乗せることであり、
デジタル方式の場合は、デジタル化をして、声を数値に置き換えてそれから電波に乗せることを
いいます。
天気の悪い日など、ラジオを聞くとき雑音が入ったり、うまく聞き取れないことがありますよね?
それは、電波の形が変わってしまってその形のまま音が伝えられてしまうからです。
アナログ式の携帯電話でも同じようなことが起こります。
一方、デジタル方式の携帯電話の方は音声をデジタル化して数字に置き換えていることで、
どんなに波の形が変わっても伝わる数字の中身が変わる事が無いので、雑音などが入りにくく
データが壊れないで相手に送ることも出来ます。
また、デジタル化することで、音声のデータの量が少なくなります。それによって、チャンネルの
数も増えて、さらに多くのデータを運ぶことが出来ます。
最後に、どうしてデジタル方式の方がデータが少ないか教えましょう。
アナログ方式の場合、音声全てのデータを送るのに対し、
デジタル方式はデジタル化によって必要な部分だけのデータになるからです。