ストリートチルドレン
ストリートチルドレンとはその名の通り「ストリート(通り)」「チルドレン
(子ども)」。つまり通りで働いたり道端で生活している子ども達のことです。
こんなこと、日本ではあまり考えられませんよね。しかし、世界を見渡すとこ
のような状況におかれてしまった子ども達が大勢いるんです。では、そんなス
トリートチルドレンは、どのようなことをしているのでしょうか。そしてどう
してストリートチルドレンと呼ばれる子どもがいるのでしょうか。このペ
ージではそんなことを勉強したいと思います。
まず、そもそもどうしてストリートチルドレンと呼ばれる子どもがいるので
しょうか。
道端で働いている子どもの場合、家庭が経済的に貧しく生活が困難なため子
どもでも働かなければいけなくなったのです。道端で生活する子どもの場合は、
家庭が経済的に貧しく親が子どもの面倒を見れなくなったり、それが原因で虐
待したりするようになり家にいられなくなった子どもが多いです。
彼らはビンやカンを集めてお金にしたり、靴磨きをしたり
通行人にお金を恵んでもらって生活しています。そのわずかなお金で安い食べ
物を買ったりして
います。ストリートチルドレンがいる場所はさまざまですが安全なところで寒
さや雨などをしのげる所が多いようです。また、ストリートチルドレンは集団
で生活している場合が多いようです。
衣服はたいてい着たままです。たまに洗濯をしたり綺麗な古着を拾ってきた
りしています。トイレは公園などのトイレを借りたりしています。お風呂は銭
湯に行ったりする子もいますが、それもできない子ども達は互いに髪の毛のノミを
除去しています。
ストリートチルドレンは世界に何千万人、もしかしたら1億人いるかもしれ
ないと言われています。正確な人数は不明です。だいたい6、7歳から17歳
くらいの子どものことをストリートチルドレンと呼んでいます。もちろん男の
子も女の子もいます。道端で暮らす子の場合は、男の子のほうが多いようです。
道端で生活しているからには危険と隣り合わせです。暴力を振るわれたり性
的虐待にあったり、無理矢理麻薬を打たれたり・・・大人に守ってもらえない
ので自分の身は自分で守らなければならないのです。
<参考文献>ストリートチルドレンを考える会HP→