ユニセフ子どもセミナー

 2003年8月5日、2人で参加したユニセフ子どもセミナーは、最年少6歳から最高18歳までの子どもたちが参加しての大イベントでした。
 このユニセフ子どもセミナーが始まって3年目。子どもたちの考えをもっと大人に聞いてもらおう、ということを目的として、ユニセフハウスで行われました。このセミナーでは、その日初めて出会った人たちで班になります。子どもの権利がきちんと使われているかなどを一緒に考える仲間です。山村の班は高2・3の男女5名で構成されていました。

 まずは、ガーナで行われた子どもの権利を考える会のビデオを見ました。私達と同じ年代の子どもが親となり、きちんとした教育がなされていないガーナですが、きちんと子どもの権利はあるということ、それを自分達でアピールする姿がとても印象に残っています。次に子どもの権利について考えるべく、身の回りの問題をポストイットにどんどん書いて紙に書いていきます。そしてその問題を分類し、自分達でその問題をどうしてほしいか、どうすべきかなどを考えるのがセミナーの主なテーマです。学生というだけあり、学校の問題が多く出ました。
 話し合いを重ね、最終的な目的は、『国内行動計画』というものの起案となるような考えを出すことで、数班の中から選ばれた代表が、参議院議員さんの前で発表しました。

ユニセフ子どもセミナー 国内行動計画起案

話し合いの様子 発表会の様子
ユニセフイラク現地報告会


2003年、8月8日にユニセフのセミナーで行われた報告会はユニセフ・バグダッド事務所の物資調達担当官(ぶっしちょうたつたんとうかん)・竹友有二さんの一時帰国に(ともな)う講演でした。イラク戦争後のイラクの子どもたちの現状と、イラクにおけるユニセフの支援活動についてお話を聞くことができました。
イラク戦争中はイラクを脱出したものの、戦後戻り、荒らされた事務所でまた支援を始めたという竹友さんは、イラクの人々はとてもいい人達だということを強調されていました。


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