<body text="blue">バイテクと発展途上国</body>
1、単収を引き上げ=食糧問題を改善

「発展途上国の現状」にあるように、そもそもバイ
テクは、単収を引き上げ食糧問題を解決する
ために研究されてきた分野です。


なぜここに注目が行くようになったのかというと
一番のポイントは貧困層の人々が買えるという点
です。

2、発展途上国の人々の栄養面の改善
  
発展途上国では、たいていの国が貧しいため米やと
うもろこしなどの穀類が主食となっており、肉類に
含まれるたんぱく質やビタミンAが不足してしま
っています。

そこで、米やとうもろこしを品種改良し、栄養面を
改善できないかという試みがあります。

3、遺伝子の保全・保護


植物は本来、苦味物質や毒性物質を持っていたり、絶滅
を防ぐため成熟期がばらばらだったりします。
近年、バイオテクノロジーの発展と共に野生植物の優れた
形質のみを作物に組み込めることが分かってきました。


ところが、生産性を追及する農業はこうした野生植物の
能力を排除してきたため、いま野生植物は絶滅の危機に
あります。


また、これとは別に環境破壊により様々な生物が絶滅の
危機に瀕しています。
バイオテクノロジーが発展してきている今日、遺伝子は
無数の可能性を秘めているものです。
こうした生物の遺伝子を保護していくことが今後大きな
課題となっていきます。

4、地球環境保護 


3はいまだ実用化されておらず想像の段階です。
 2はいくつかの研究所で作られており、実験段階にあります。
 4・1については、米を先頭に作物が商品化されています。
 特に1は、1994年に作られた日持ちの良いトマトが最初の商品化となり、
 今現在では、何十種類ものGM作物が作られています。

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